「楽々改善ストリート」をお届けします |
2016.8.30 <第19号> |
お疲れさまです。現場改善コーチの来嶋です。 あなたの改善は、順調でしょうか? 少しでも改善のヒントになって欲しいと願っています。
メールマガジン「楽々改善ストリート」第19号をお届けします。
変な台風が日本近くをウロウロしていますが、影響はありませんか? 久しぶりに雨で、強烈な暑さから一休みした感じです。 まだまだ残暑は厳しいと思いますので、何とか乗り切りたいものです。
※今までに、お名刺を頂戴し、さらに、メールを頂きました方に発信 させて頂いています。
----------------------------- ちょっとイイはなし -----------------------------
今、私の居住地で、「5Sの教育」について盛り上がっています。 数社の自社内で、すでに、5S実践活動が進められているのですが、5S教育を行いたいと言っています。 5Sとは、「整理・清掃・整頓」の3Sをはじめとした現場改善の活動です。
そこで「5Sを社内で指導できるリーダーの育成」について、数社の社長が集まって熱い議論をされています。 何故なのでしょうか? その会社は、それぞれに5Sの実践活動は出来ています。 しかし、すぐにマンネリになり、それを突破できる現場リーダーが必要であるということなのです。
私も、非常に重要なことだと考えています。 5Sや現場改善を行おうとすると、コンサルタントに指導してもらうのが一般的でした。 しかし、コンサルの指導が終わると、活動が停滞してしまうのです。
日本の各地で、たくさんの5S教育が行われています。 私も「5Sインストラクター研修」に参加したことがあります。 その研修は、座学+実践活動で、とても充実していました。 しかし、研修を修了しても、うまく5Sを推進できない人もいたようです。 教えるためのスキルの訓練の場が少なかったのが原因だと考えます。 他にも、上手くいっていないことを耳にします。
指導しているのが、ほとんどコンサルタントですので、教育はしてくれますが、人材育成はしてくれないからなのでしょう。 研修生が教えられる実力をつけると、コンサルが不要になってしまうからです。 私もコンサルだったら、間違いなくそうしますから、やむを得ないですね。 海外でOJTがない理由と同じです。
今からの日本の現場では、どんな人材育成は重要なのでしょうか? 私なりに、しっかりと考えてみたいと思っています。 人材育成のあるべき姿は、「自分で考えて、行動できる人」を育てることです。
新たにスタートする会社では、出来る限り「良いスタイル」で人材育成を進める方が良いです。 「良いスタイル」とは、一言でいうと、「楽に楽しくコーチする」ことです。 つまり、最少のパワーつまり楽に、そして、楽しく「5Sリーダー」を育成することです。
5Sは、一般的には、会社運営の基礎とか、革新や改善の準備だと言われますが、大間違いです。 5Sは会社運営そのものであり、5Sの推進から革新や改善に発展できるのです。 特に、現場改善を推進する場合は、必ず、5Sからスタートしなければ、絶対に上手くいかないと考えています。
「5Sリーダー」を育成には、5Sだけでなく現場改善の実践が重要になります。 IEやQCなどの管理技術の習得だけでは、現場改善はあまり進みません。 「5S+改善」が一人で出来るようになることが重要なのです。
「5S+改善」の習得には、教育と訓練の両面が重要になります。 つまり、座学だけでなく、5Sや現場改善の実践の場が必要になるのです。 この教育と訓練を、中小企業だけでも運営できるように考えています。 中小企業でできれば、当然、大企業でも出来ます。
そのために重要な点があります。
・コンサルではなく「コーチ」 ・指摘ではなく「ヒント」 ・補助金をあてにせず「自主運営」
会社内の「5Sリーダー」として、どんなことが必要でしょうか?
・5S改善が好きになる ・5S改善の最低限の知識 ・5S改善が自分で実践できる ・5S改善の現場指導ができる ・5S改善の自分のスキルレベルが分かる
5Sが好きでなければ馬力は出ないし、自ら実践活動もしないでしょう。 まずは、自分で満足のいく5S改善が出来ることが最初だと考えます。 自分で5S改善を楽しく実践することができる状態です。
会社内でOJTで5Sを定着しようとするのですから、5Sリーダーのモチベーションが重要になります。 その一つに、自分のスキルレベルがどのポジションなのか知ることが有効だと考えています。 技能系だと国家資格がありますが、5Sにはないので、どのように研修生に自覚してもらうかが難しいところです。
もし数社が集まるれるのであれば、5S改善を通して企業間の交流が出来れば良いなと思います。 ある会社の常識は、他の会社の非常識であることが多いので、改善案の共有は重要です。 改善事例がノウハウ集になれば素晴らしいと考えています。
将来的には、5Sリーダー研修修了生の中から、この5Sリーダー研修の指導ができる先生ができる人が現れて欲しいと願っています。 いえ、育成していかなければいけないと考えます。 人を教えるのが最大の自分の勉強なるからです。
5Sリーダーを指導するのですから、本物の先生になれます。 かなりの自信になることでしょう。 同時に、研修の運営を楽に行えるようにして、自主運営できるようにしたいと考えています。
どのように進めていけば良いのか、これから詳細に考えていきます。
--------------------------- 新 刊 紹 介 ---------------------------
9冊目の本を楽天ブックスより出版しました。 読み物シリーズとして、「工場の見方」についてまとめています。
どのようにすれば「工場を見抜けるのか」が、分かるように目指しています。 工場の方は「どのように工場を見られるのか」ということが分かるようにまとめています。
【タイトル】
一瞬で分かる「工場を見抜く眼力」
【商品紹介】
「工場って、見る人が見れば、イイ工場かマズイ工場かわかるの?」
学生時代の旧友と、とある居酒屋での会話です。 その旧友は、とある会社で不良の発生に悩んでいるとのこと。 文科系出身なので、工場の状態がよく分からないそうです。
「一瞬で分かる」と、私は偉そうに答えたのです。
と、いうのも今までに130工場に訪問した経験があったからです。 その内、20工場ほどで現場改善のサポートを行いました。
実際に、はじめての工場でも、踏み入れた瞬間に、その工場を実力が感じることができるのです。 その工場の見方の一つに「通り診断」という方法があります。 少しでも工場診断の参考になればありがたいです。
工場側の人にはイヤな本になりますが、工場視察に来る人は、こんなところを見ているのだと感じて頂ければ幸いです。 ご自分の工場の強みと弱みを知ることは、非常に重要です。 特に、自工場の「強み」を感じることは、なかなか難しいものです。 強みを、どんどん伸ばしていけば、自然と弱みが少なくなっていきます。
どのようにすれば、工場を見抜けるのか、一緒に考えていきましょう。
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目 次
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【1】工場を見るのは楽しい 【2】今までに見た素晴らしい工場 【3】工場の見方「通り診断」とは? 【4】工場を見る切り口が重要です 【5】3Sとは? 【6】4Mとは? 【7】SMQとは? 【8】見える化とは? 【9】通り診断で工場を見てみよう 【10】見学できる工場紹介
--------------------------- 楽々改善舎の出版物 ---------------------------
9冊の電子ブックを楽天・アマゾンより出版しています。
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◇あなた一人で、手抜きでできる「ムダなし楽々改善」 ◇あなた一人で、手抜きでできる「作業を楽にする現場改善」 ◇あなた一人で、手抜きでできる「機械でじゃんじゃん生産できる改善」 ◇あなた一人で、手抜きでできる「元に戻らない現場改善」 ◇「ムダ」を楽と楽しさに変える楽々改善 ◇あなた一人で、手抜きでできる「速効の整理清掃改善」 ◇誰にも聞けない「セル生産」現場改善コーチが伝授します ◇誰にも聞けない「在庫削減」現場改善コーチが伝授します ◇一瞬で分かる「工場を見抜く眼力」
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★楽々改善舎は、会社ではありません。 現場改善を楽に楽しく行う現場リーダーの集いの場です。
現場改善に有効なヒントを提供しています。
http://r2k.link/jirei.html 改善案を、増やしていきたいと考えています。 そこで…
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