「5S改善を楽しむ」 <5S教室 テキスト> |
5.「清掃」とは、いつもピカピカ |
【まとめ】
「整理」で要らないものをたくさん捨てたので、あなたの周りがスッキリしました。
すると、汚れやゴミ、ホコリが目立つようになります。
まずは、初期清掃を行うことが重要です。
要らないものを取り除いた机の引き出しや作業台には、汚れやゴミ、ホコリがたくさんあります。
掃除機やほうきでゴミを取り除き、濡れた雑巾やウエスでしっかり拭き取りましょう。
初期清掃を行うと清潔感があふれ、すがすがしく感じるようになります。
そして、部屋全体が明るくなります。
とても気持ち良くなり、生産性向上は間違いないのです。
一度でキレイにしようとすると、時間もかかり大変です。
少しずつ場所を決めて、清掃を行うのが楽です。
ロッカーの中では、外から見えないため、掃除用具が汚くなっていきます。
汚い掃除用具で掃除していては、決してキレイになりません。
外から誰でも見えるように、掃除用具を置くようにします。
ロッカーなら扉を取ってしまいましょう。
【1】初期清掃でピカピカにしましょう
「整理」で要らないものをたくさん捨てたので、あなたの周りがスッキリしました。
すると、汚れやゴミ、ホコリが目立つようになります。
まずは、初期清掃を行うことが重要です。
さらに、点検清掃、保全清掃とレベルを上げていきます。
◆初期清掃を行いましょう
ものが置かれていた下には、汚れがべったりくっついています。
ものが減ると、汚れやゴミが見えやすくなります。
今まで「要らないもの」が、汚れやゴミを隠していたのです。
このままでは、ものの置く位置を決めにくいです。
そのために、整理の後は、清掃を行う方が良いのです。
それでは、あなたの周りをピカピカに「清掃」していきましょう。
要らないものを取り除いた机の引き出しや作業台には、汚れやゴミ、ホコリがたくさんあります。
掃除機やほうきでゴミを取り除き、濡れた雑巾やウエスでしっかり拭き取りましょう。
こびりついた汚れは、ヘラのようなものでキレイに取り除きます。
100円ショップには、掃除用具のコーナーがあります。
雑巾、水拭きシート、ヘラ(スクレーパー)などの掃除用具が色々と販売されています。
とても便利です。
私は、汚れた雑巾を洗うのがキライなので、使い捨ての水拭きシートを使っています。
大きくて厚手のしっかりしたものが販売されています。
ゆっくり、100円ショップをながめてみて、気に入った清掃用具を準備してください。
【2】初期清掃を行うと?
「清掃」により、清潔感があふれ、すがすがしく感じるようになります。
そして、部屋全体が明るくなります。
とても気持ち良くなり、生産性向上は間違いないのです。
◆初期清掃を一所懸命行うと変化します
(1)部屋が明るくなる
(2)気持ちがすがすがしくなる
(3)古いものが新品同様になる
(4)お客様がほめてくれる
(5)さらにきれいにしたくなる
工場がキレイになると、訪れたお客様や業者さんが感心し、褒めてくれることもあるでしょう。
徹底的に工場をキレイにして、工場を「ショールーム」にしている会社もあるくらいです。
【3】大掃除と小掃除をうまく行う
一度でキレイにしようとすると、時間もかかり大変です。
少しずつ場所を決めて、清掃を行うのが楽です。
徐々にキレイになってくると、気持ちが良くなってきます。
どんどん、清掃が進んでいきます。
どのようなところまで掃除をしたら良いのでしょうか?
◆大掃除するところ
(1)蛍光灯のかさの上、棚の上などのでっぱったところのホコリを取る
(2)机、棚、台の下や裏などの見えないところ(キャスターがあると掃除がしやすい)
(3)トイレや水回り
(4)工具箱の中、棚の中の汚れが見えにくいところ
(5)床のこびりついた油や汚れを取る
(6)機械からの油漏れをなくす(まずは、受けて漏らさないようにする)
徹底した大掃除を行うと、あとは日常の短時間の掃除で、キレイが保たれます。
「小掃除」という感じで行いましょう。
理髪師さんが、髪を刈った直後にこまめに掃除をしているイメージです。
◆掃除用具の置き方(B037)
モップやほうき、雑巾、バケツなどは、どこに置いていますか?
普通は、掃除用具を入れるロッカーの中に入れています。
しかし、ロッカーの中では外から見えないため、掃除用具が汚くなっていきます。
汚い掃除用具で掃除していては、決してキレイになりません。
外から誰でも見えるように、掃除用具を置くようにします。
ロッカーなら扉を取ってしまいましょう。
その際、うす汚れたほうきや雑巾は、置かないようにしましょう。
置き場所を決め、ほうきなどには番号を付けてください。
一人ひとりの雑巾を、「マイ雑巾(埋蔵金)」と呼んで、雑巾を個人管理している工場を見たことがあります。
私の雑巾が真っ黒だったら、一目でわかるので、カッコ悪いですね。
常にキレイな清掃用具で、清掃を行いましょう。
あなたの周りがピカピカになって、気持ちが良いですね。
毎日、少しの時間でも、清掃を続けることが重要です。
一度、汚れてしまうと、キレイな状態に戻すのは大変です。
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