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あなた一人で、手抜きでできる「機械でじゃんじゃん生産できる改善」
【13】歩行が少ないレイアウトとは? 
機械が多く並ぶ工場では、人が歩いて機械を回ります。
たいてい、一人が何台かの機械を担当しているからです。
一日に、どの位、歩いているのでしょうか?

歩行距離は、機械の配置、つまり、機械のレイアウトの影響が大きいです。
あなたの工場の機械は、どのように配置されていますか?
機械が同じ方向に向いている、または、機械が向き合っている?

どちらもメリット・デメリットがあり、こちらが良いとは言えません。
ただ、歩行だけを考えると、向き合っている形、つまり、「対面レイアウト」の方が有利です。
機械が同じ方向に向いていると、隣の機械に行くのに、ぐるっと回らなければならないからです。

もちろん、対面レイアウトにもデメリットがあります。
モノの流れが、反対になることです。
でも、2列の機械の間を行き来するだけなので、かなり、歩行距離は短縮できます。

ちょこ停が発生した時に、シグナルタワーも見えやすいです。
ちょこ停が発生すると、すぐに機械のところに行かなければなりません。
その際も、対面レイアウトの方が、早く機械のところまで行くことができます。

ところで、あなたの工場は、機械と機械の間に通路がありますか?
ちゃんと、「通路線」が引かれていますか? 線は何色ですか?
通路の幅は、何cmですか? 決まっていますか?

これらを、ちゃんと決める必要があります。
通路幅は、そこを通るものの大きさで決めます。
人だけ/台車/パレット/フォークリフトなどです。
人だけでしたら、60cmもあれば十分です。

「通路線」は、テープやペンキで、しっかりと引く必要があります。
白線が多いです。黄色でも良いでしょう。
この線は、機械を設置する線なので、非常に重要です。

絶対にモノを置いてはいけません。
踏んでもいけません。
通路線の上に、モノを置いていたり、汚れていると、それだけで「3Sが出来ていない」と判断されます。
それほど、「通路線」は重要なのです。

一度、あなたの工場のレイアウトの良い点/改善点をまとめてみてください。
 
     
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