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【9】整列とは「直角平行に置く」
「清掃」でピカピカになったので、文房具や帳票などの置き方を整えていきましょう。
一般的には「整頓」に入るのですが、準備として「整列」を行うと「整頓」がうまく行えます。
「整列」とは、ものの置き方のことです。

「整列」のポイントは、ものを取りやすく、元に戻しやすいことです。
特に、文房具などを確実に元に戻せるようにすることが重要です。
つまり「整列」は、ものを「直角平行」に置くということです。

机の引き出しの中は、出来る限り、前後にまっすぐ置いてみましょう。
ものとものの間は、少し間隔をとると取りやすくなります。
よく使うものを手前に、あまり使わないものを、奥の方に置くと、作業効率が良くなります。

よく見かけるのですが、机の上にペン立てを置いるケースがあります。
ペン立てに、たくさんの筆記用具を入れていることも多いのです。
そんなにたくさんのペンを使いますか? ペン立ては不要です。汚くなるだけです。

よく使うペンは、2~3本しかないからです。
使用するペンだけを机の上に出して置き、あまり使わないものは、引出しの中に入れてください。
仕事が終われば、引き出しの中に片付けてください。
ペン立ては、中にほこりがたまるし、いつのまにか不要なペンが増えるので、無い方が良いのです。

紙に穴をあけるパンチや大型のホッチキスを使用していると思います。
どの机にもパンチが置かれているのを見かけますが、それほど使わないでしょう。
あまり使わない事務用品は、共用で使用するのが効率的です。

1か所に集めて、使い易いように、直角平行に置きましょう。
置き場所を分かりやすくするために、細いテープで囲うと戻す時に間違えません。
よく使うものを取りやすい手前に置き、使わないものは引き出しの中でも構いません。

床に置いている掃除機なども同じです。
床に、テープで囲って、置き場所を明確にしましょう。
このテープは、絶対に踏まないようにして注意してください。
テープが痛むと、とても見苦しくなってしまいます。

直角平行にものを置く「整列」を行い、机や作業台、そして、床の上をスッキリさせましょう。
     
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