「ムダ」を楽と楽しさに変える楽々改善 |
【11】ムダを取るとは? |
ムダをなくすことを、「ムダを取る」といいます。
トヨタ自動車では、現場改善のことを「ムダ取り」と呼ぶそうです。
ムダは取るものなのでしょうか?
「ムダ」という悪いものがいて、それを取り去ることが現場改善という感じです。
今のやり方の中に悪いものがあるというマイナスのイメージなのです。
そして、ムダを増やした人は悪者になってしまいます。
このムダを作ったのはAさん、これはBさん…
こんなことをしていても、全く前には進みません。
ムダは、自然に増えていくものなのです。
現場改善を進めなければ、ムダは絶対に増えていきます。
例えば、家の中を考えてみましょう。
毎日の生活の中で、何もしなければ、全体にムダなものは増えていきます。
時々、大掃除を行い不要なものを捨てなければ、増えていくものなのです。
工場や事務所でも、何もしないでそのままにしておくと、ムダは自然にどんどん大きくなります。
「ムダ」は悪いものなのでしょうか?
私は、決して悪いものではなく、「資源」であるといっても良いものだと考えています。
工場や事務所にあるムダは「資源」であって、それを見つけて、掘り出すのです。
そして、掘り出したムダは、価値のあるもの変えることが出来るのです。
そのムダを価値のあるもに変える活動を、「現場改善」といいます。
ムダを見る目を変えて欲しいのです。
ムダは悪者ではなくて、ムダが見つかれば、必ず役にたつものに変えることができるのです。
だから、どんどんムダを見つけることが重要です。
大きなムダを見つけることができれば、それだけ大きな価値に変えることができます。
ムダを見つけて、価値に変えていきましょう。
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