あなた一人で、手抜きでできる「元に戻らない現場改善」 |
【10】トップダウンで進められている時は? |
これから、会社として現場改善を進めている場合を考えていきます。
私は、今まで工場を訪問して、工場の経営TOPと現場改善を推進する立場でした。
現場のメンバーを見ていると、「やりにくいだろう」と感じることがありました。
その反省と経験をもとに、あまたがうまく「会社の現場改善活動」を活用する方法を考えてみます。
これからは、工場の経営TOPに読んでもらうと、ちょっと困ることも出てくるかも(?)
工場の経営TOPは、社内外の研修などで「現場改善」について勉強する機会があります。
すると、元気の良い経営TOPですと、すぐに実施しようとします。
その際、外部のコンサルタントに指導をお願いする場合もあります。
経営TOPでも、工場の中のことをあまり知らない人もいます。
外部のコンサルタントは、ほとんど、現場のことは知りません。
すると、彼らの発言が、全く次元の違う話しのように聞こえると思います。
私も、工場にお邪魔して話しをしていると、キョトンとした顔で聞いているのを良く覚えています。
そこで、あなたは「現場改善には参加しない」と結論を出すのは、もったいないことです。
反対に、チャンスなのです!
あなたが、いつも思っていることを出来るチャンスになります。
経営TOPやコンサルタントは、色々な改善案を提案するでしょう。
でも、工場の中は分かっていないので、一般的な内容が多いと思います。
中には的外れもあるかも知れませんが、どこか関連しているものです。
つまり、あなたが考えている改善内容を進めれば、コンサルタントの言っていることにつながるのです。
一人で進めていると、なかなか予算が取れません。
でも、経営TOPが言っているのですから、改善費用も出してくれるでしょう。
うまく使わない手はありません。
報告をさせられると思いますが、あなたの報告が、経営TOPの目にとまれば、さらにやりやすくなります。
コンサルタントも、NOということはありません。
すぐには現場改善は進まないので、改善が形になれば、OKなのです。
こんなのでいいのかな?と、あなたは思っていても、改善が進んでいると、ほめてくれます。
経営TOPがやる気になった時には、先手必勝で、現場改善に参画しましょう。
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