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1人で学ぶ
あなた一人で、手抜きでできる「機械でじゃんじゃん生産できる改善」
【11】ちょこ停が発生していませんか? 
機械で生産する場合、なかなか無くせないのが「ちょこ停」です。
「ちょこ停」とは、「ちょこっと停止」の略語です。
部品のつまりなど、簡単に復帰できる機械の停止のことです。
部品のつまりを取り除けばよいので、1分もかからずに機械を動かすことができます

「ちょこ停」の発生する要因を全て出して、全てを対策すれば無くせるのですが、これが大変です。
何しろ停止要因が、かなりの数になるからです。
改善をスタートすると、ある程度まで削減はできますが、なかなかゼロにはできないのです。

特に、材料に関係する問題が多く発生する場合は難しいです。
材料は他社から購入しているので、材料のバラツキを、コントロールできないからです。
改善を行って、やっと少なくなっても、他社が生産方法を変更したら、また再発した…
なんていう、いたちごっこが続くのです。

そのため、あるところまで停止回数を少なくできれば、停止時間を短縮する活動を行う方が得策です。
人が機械の停止を見つけて、停止した機械のところに行くことができれば良いのです。
「ちょこ停」をすばやく見つけて、すばやく対処すればよいのです。

しかし問題なのは、人が機械の停止を見逃した場合なのです。
ずっと、機械が停止したままになってしまいます。
この「停止したことを見つけるまでの時間」つまり「見逃し時間」の短縮が重要です。

1分で復帰できる「ちょこ停」なのに、気がつかなくて10分も停めていた…
なんてことが発生していませんか?
この「見逃し時間」の短縮が、とても重要です。

一人で何台もの機械を担当する場合が多いですね。
どのように、機械を巡回していますか?
巡回のルートは決まっていますか?

全ての機械が見える「最も小さなエリア」を、巡回するのが効果的です。
フロアーの端の方にいると、全ての機械の状況が見えないですね。
できる限り、機械が並んでいる中央にいる時間を長くするということです。

また、機械の停止を見つけても、機械の近くに行くのに、時間がかかってしまうのも問題です。
この「機械までの移動時間(歩行)」も、短縮したいのです。

そうすれば、見逃しも少なくなるし、停止した時に最短の歩行で機械まで行くことができます。
巡回ルートを工夫して、少しでも「歩行」や「機械の停止時間」を少なくして下さい。

機械1台1台に注意して、少しでも多く生産してもらえるようにしましょう。
 
     
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