あなた一人で、手抜きでできる「作業を楽にする現場改善」 |
【14】作業のムダをなくしましょう |
動画や時間測定、作業を分けることにより、たくさんのムダが見えましたね。
ムダが見つかれば、しめたものです。
どんどん、改善を行ってムダをなくしましょう。
長い間、現場改善を行ってきて、自信を持って言えることがあります。
「失敗しない」ということです。
もちろん、うまくいかないことがあります。
その場合は、元に戻せば良いのです。
改善する前まで、その作業を行っていたのですから、簡単に元に戻せます。
そして、なぜ、うまくいかなったのか考えてみてから、再びチャレンジしましょう。
絶対に良くなります。
うまく行けば、どんどん、新しいアイデアを実践しましょう。
すると、ますます面白くなってきます。
作業を分けた場合の改善のヒントを少し紹介します。
①作業時間の長い作業の中にムダも多く潜んでいます。
作業時間の長い作業からムダをなくせば、早く効果的に改善できます。
②毎回の作業時間が違う場合は、全てのサイクルが「最短時間」でできるはずです。
最短時間での動きが、最もスムーズなのです。
毎回、最短時間でできるように工夫してみましょう。
③繰り返し行っている作業は、同じアイデアで一気に改善できます。
例えば、いくつもの部品を取っている場合は、部品棚の位置を近づければ、一気に早くなります。
ドライバーでネジを締める場合、ドライバーの位置や高さを改善すると、ビスの数だけ改善できます。
ネジ締めの場合、ネジ自動供給装置を使うと、圧倒的に早くなります。
④毎回、作業手順の違う場合がありませんか?
これは、重症です。
毎回、手順に迷いが発生しているはずです。
最もスムーズにできる手順で行うようにしてください。
ここまでできれば、立派な「IE改善」になります。
どんどん、作業が楽に、そして、早くなります。
自分でアイデアを出して実際に上手くいく。 この楽しさを、たくさん味わってください! |
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