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あなた一人で、手抜きでできる「作業を楽にする現場改善」
【3】ムダをなくすIEとは? 
このムダをなくす手法の一つに、「IE」があります。
IEと聞くと、インターネットエクスプローラーを思い浮かべますね。
残念ながら、違うのです。

IEは、「インダストリアルエンジニアリング」の略で、100年あまり前にアメリカでつくられた手法です。
実は、私はこのIEを、会社で教えていました。
エンジニアリング(工学)と呼ばれており学問的な部分もありますが、実践的な現場改善の手法です。

日本では、1960年代から広まり、多くの会社で活用されていました。
私のいた会社でも、IEをかなり使っていたようです。
当時、IEに関する本を出版したり、他の会社の人が勉強に来られるぐらいだったようです。

その当時は、コンベアを用いた大量生産の時代です。
少しでも多くの生産を行うために、IEをフル活用していました。
つまり、作業を行う人のためではなく、会社が儲かるために使っていたのです。
しかし、1980年代より自動化の時代を迎えると、驚くぐらい使われなくなっていました。

1991年バブル崩壊後、多品種少量生産時代になり、自動化とハンド生産が混在するようになりました。
すると、再びIEが使われるようになりました。
私のいた会社でも、ちょうど2000年ぐらいから、IEが復活しました。
私が入社した頃にIEが衰退して、退職する15年前ごろに復活したことになります。
復活の時にはIEがキレイさっぱり無くなっており、本当にびっくりしました。
昔の古びた資料を、発掘調査するような感じでした。

すみません。昔話しになってしまいました。
IEを15年間やってきましたが、現代では使えるところが少ないというのが私の意見です。
そのため、現代のモノづくりに合った方法が必要だと感じました。

そこで、IEの良いところに私のノウハウを加えたのが、「作業を楽にする現場改善」です。
それでは、一つずつ、ムダをなくしていきましょう!
 
     
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