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あなた一人で、手抜きでできる「速効の整理清掃改善」
【6】捨てられません。どうしよう 
あなたの周りは、「要るもの」だけになりました。
ちょうど1週間経過していたら、この「要るもの」は、1週間以内に使ったものだけになります。
スッキリして良い状態です。

ここで、要らないものを「捨てる」のですが、なかなか捨てられないのです。
捨てようとすると、どこからか「捨てないで」という声が聞こえ、取り置いてしまいます。

そこで、「捨てるものを決める」決断が必要になります。
「要らないもの」は、どんなものなのか決めるのです。
だいたい、次の3つぐらいが考えられます。

①1か月以内に使わないもの
②3か月以内に使わないもの
③半年以内に使わないもの

例えば、あなたが、②の「3か月以内に使わないもの」と決めたとします。
あなたの身の周りから外に出した日を、大きく書いておきます。
3か月以内に使わないものが、そのままに置かれています。

日付を見て、3か月目に、目をつぶって捨ててしまいましょう。
決して、捨てる際に考えてはダメです。
何も考えずに、思い切って捨ててしまいましょう。
それほど、捨てることは難しいものです。

捨てる時のアイデアを紹介します。
せっかく決断して捨てるのですから、捨てる前に一か所にまとめて、写真を撮り、重量を計ります。
「トータル何kg捨てた」ということが、あなたの「整理清掃改善」のやりがいになります。

「捨てる」と、どんなメリットがあるのでしょうか?
まずは、スペースが空いて、スッキリします。
とても気持ちが良くなります。
ものを取り出したり、元に戻すことが早くなります。

ものを探す時間が劇的に短くなります。
紛失することも、飛躍的に少なくなります。
あなたの周りの環境が整います。

なぜ、こんなに不要なものがあったのだろうか?と、考えませんでしたか?
全てお金を出して買ったものなのです。
実に、もったいないですね。

次回から購入する際、よく考えるようになります。
不要なものを捨てるより、不要なものを買わない方が、大きな効果があります。
買った時は使っていたのと思いますが、残っているということは、買った量が多過ぎたのです。

世の中の変化の中で、使わなくなったものもあるでしょう。
使わなくなった時点で、捨てることが重要です。
21世紀になり、世の中は驚くほど、早い変化をするようになりました。

使わなくなったものを、大切に取っておいても、使うことはほとんどありません。
世の中の変化に対応する方が、何倍も重要です。
「整理」とは、「変化」そのものです。

だからこそ、思い切って使わないものは捨ててしまいましょう。
まとめてドサッと捨てると、スッキリ感が増します。
それは、使う/使わないを判断し、捨てる「決断」をしたからなのです。

捨てることにより、使う/使わないという「眼力」を身につけられます。
そして、捨てるという「決断力」が飛躍的に向上します。
この「眼力」と「決断力」は、全ての仕事に活きてきます。
「整理」により、あなたは重要な仕事力を養うことが出来るのです。

さあ、整理を行い、「スッキリ感」と「眼力」を手に入れましょう!
 
     
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