あなた一人で、手抜きでできる「速効の整理清掃改善」 |
【5】「整理」とは捨てること |
「整理清掃改善」は、「整理」からスタートしましょう。
「整理」とは、要るものと要らないものを分けて、要らないものを捨てることです。
最初に、あなたの身の周り、例えば机の中や作業台などを見てみましょう。
色々なものがありますね。
この中の「要るもの」の見極めが、なかなかやっかいなのです。
あなたに、「要るものですか?」と質問すると、「要るものです」と答えるでしょう。
本当に、要るものなのでしょうか?
質問を変えて、「最近、使いましたか?」と質問すると、使っていないものもかなりあるのです。
この「要るもの」とは何かについて、考えてみましょう。
あなたにとって「要るもの」は何か、あなた流に決めることが重要です。
「片づけ」では、ときめくか?という判断基準があるそうです。
ちょっと、ときめきでは難しそうなので、「使うか使わないか」で判断することにしましょう。
単に「使いますか?」と質問すると、使うと答えるのです。
「いつ使うか」が、重要なのです。
そこで、次のように分けてみましょう。
①今日、使うもの
②今週、使うもの
③今月、使うもの
④いつか使うもの
⑤使わないもの
⑥壊れていて使えない
①の「今日、使うもの」だけしか身の周りに置かないようにする。できそうですか?
②や③、そして、④の「いつか使うもの」も、今日使いそうな感じになってきます。
なかなか分類しようとしても、できないのが人情です。
そこで、あなたの身の周りを、「要るもの」だけにする簡単な方法をお教えしましょう。
まずは、机の中や作業台のものを、全て、外に出してみてください。
横にある棚でも、箱の中でも、台車の上でも構いません。
全て出した後、ちょっと面倒ですが、使う時に、そこから持ってきて使います。
すると、あなたの身の周りは、今日使ったものだけになります。
1週間、続けると、「今週、使うもの」だけになります。
あなたの身の周りは、すごくスッキリしたでしょう。
頭で考えると、どうしても余裕が発生するので、実際に使ったものだけにするのです。
実際に使ったものだけになるのですから、誰も文句が言えません。
範囲を決めて、一度、やってみてください。
びっくりするほど、あなたの周りがスッキリします!
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