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「楽々改善ストリート4」 5S活動を事例で進めよう
2018.7.24 <第12号>

メールマガジン「楽々改善ストリート4」第12号をお届けします。

暑い毎日ですが、体調は大丈夫でしょうか?

面白い記事を見つけましたので、紹介します。
マンガで読む日本とドイツ、エンジニアの労働意識の違い『シブすぎ技術に男泣き!ハノーバーメッセ編』という記事です。
「働き方改革」について、日本とドイツが、こんなにも違うのか! ということを痛感しました。
もっともっと知恵を出して、「仕事の5S」、つまり、不要な仕事をやめることを考えなければいけないですね。
「不要な」というのは、お金にならない、進化のない仕事と理解すると分かりやすいと思います。

楽々改善ストリート4では、ムダを価値に変えこんな場合、どうすれば良いか考えてみましょう。
実際に5S改善を実践するために、具体的な事例を通して、あるべき進め方を見つけたいと思います。

次の手順で進めて下されば、嬉しいです。

(1)最初の週に課題を、皆さまにお送りします。
(2)1週間、どうすれば良いか考えてみてください。
(3)次週に、あるべき姿の一例をお送りします。

つまり、2週で完結するようにお送りします。
ここに登場する「おおきにXX」のあるべき姿で進めて欲しいと願っています。

今回は、あるべき姿の一例をお送りします。
あくまでも、一つの考え方ですので、イイとこどりをして活用頂ければありがたいです。

進めていく中での「悩んだこと」はじめ、ご意見・ご提案をお待ちしています。

※HPからご登録頂いた方、名刺やメールを頂きました方に発信させて頂いています。

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12回目:あるべき姿
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◇整理の後は清掃でピカピカにしましょう(正しい:〇 微妙:△ 良くない:×)


「おおきに工場」での話です。

5S活動として整理を行い(〇)、要らないものを取り出して(〇)、別の場所に移しました(〇)。
今までものが置かれていたところが、かなり汚れています(〇)。

そこで、清掃を行うことにしました(〇)。
まずは、作業台や棚の上のほこりを落とし(〇)、汚れを雑巾でふき取り(〇)、床をほうきで掃きました(〇)。

Aさんは、床を濡れた雑巾で拭いてみようと言いました(〇)。
床を雑巾で拭くためには、腰をかがめて拭かなければいけませんが(〇)、一度、やってみようと言っています(〇)。

Bさんは、どうせ汚れるのだから(×)、ほうきで掃くだけで良いと主張しました(×)。

Cさんは、雑巾は大変なので(△)、モップで拭いても同じだと言いました(△)。

<では、解説です>

5S活動として整理を行い(〇)⇒必ず、5S活動のスタートは整理から行います。

要らないものを取り出して(〇)⇒要らないものとは、使わないものです。

別の場所に移しました(〇)⇒棚やテーブルの上に、仮に置きます。捨てるものは、この段階で捨てるのが良いです。
 ダンボール箱などには入れないようにしましょう。何が入っているか、分からなくなります。

今までものが置かれていたところが、かなり汚れています(〇)⇒ほこりや油がべっとりとついています。

清掃を行うことにしました(〇)⇒ピカピカになるように掃除を行いましょう。

作業台や棚の上のほこりを落とし(〇)⇒上の方から掃除を行います。ほこりが下に落ちるからです。

汚れを雑巾でふき取り(〇)⇒ぬれた雑巾で、丁寧に汚れをふき取ってピカピカにしましょう。
 100円ショップの「水拭きシート」を使うと、使い捨てできて楽です。

床をほうきで掃きました(〇)⇒最後に床をほうきで掃きましょう。掃除機を使うと楽です。

Aさんは、床を濡れた雑巾で拭いてみようと言いました(〇)⇒大変ですが、一度、やってみましょう。

床を雑巾で拭くためには、腰をかがめて拭かなければいけませんが(〇)⇒腰をかがめるのは大変ですが、その分、視線が床に近づきます。
 床の汚れ具合、ほこりやごみを目視できます。それらの汚れやごみの発生を少なくできれば、清掃が楽になります。

一度、やってみようと言っています(〇)⇒5S活動をスタートした時に行うのがお勧めです。
 その後は、月に1回程度、行いましょう。汚れやごみの点検になります。

Bさんは、どうせ汚れるのだから(×)⇒この考え方は危険です。アっという間に、ゴミだらけになってしまいます。

ほうきで掃くだけで良いと主張しました(×)⇒ほうきでは汚れは取れません。雑巾や水拭きシートで汚れを取りましょう。

Cさんは、雑巾は大変なので(△)⇒確かに、雑巾がけは大変です。水拭きシートを使うなど、少しでも楽に行いましょう。

モップで拭いても同じだと言いました(△)⇒モップで拭いても、きれいになります。しかし、汚れやごみの点検ができません。

※このように、整理を行った後の清掃は、ピカピカに磨き上げることが重要です。
一度、ピカピカになると汚せなくなります。毎日5分とか、毎週2回とか、定期的に清掃を行ってください。
できるだけ効率よく、少ないパワーでピカピカを維持することが重要です。
メンバー全員で、ピカピカの職場をキープして欲しいのです。

 
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