現場改善ヒント提案する現場改善コーチです

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一瞬で分かる「工場を見抜く眼力
【3】工場の見方「通り診断」とは? 
工場は、どのように見るのが良いでしょうか?
一度、あまり考えないで、ざっと見てみましょう。
そして、工場見学を終えてから、見たことを思い出して、まとめてみてください。

良い点、改善点(良くなかった点)の2つに分けて、まとめてみましょう。
それぞれに、20項目以上書けたら、なかなかのものです。
しっかりと工場を見る方法の一つに、「通り診断」という方法があります。

通り診断とは、工場の現場を歩きながら、良い点や問題を把握する手法です。
メモを持って、現場を歩き、細かく観察してみましょう。
次の点に注意して行ってください。

①時間を決め、メモをしながら現場を観察しましょう。
あまり、長い時間をかけてみても、結果は同じようです。
工場のこの一画を30分で見るとか、1フロアーを1時間で見るとか決めると効率的です。

②良いと感じた点と、改善点(問題と感じた点)の現象と要因をメモしましょう。
特に改善点は、「~のために、~の問題がある」という形でメモすると、後から分かりやすいです。

③現場では、解決策や改善案は発言しないようにしましょう(批判厳禁)
時々、現場で議論している人がいますが、現場に迷惑です。

④「良い点/改善点」は、たくさんメモしましょう。
多ければ、多いほど、後から見た時にまとめやすくなります(量を求む)

⑤事前に切り口を決めて行なうと、問題が見えやすくなります。

「切り口」は、次章にまとめたいと思います。
まずは、皆さんの工場を、部分的にでも構わないので、通り診断してみましょう。
 
     
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