現場改善ヒント提案する現場改善コーチです

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1人で学ぶ
一瞬で分かる「工場を見抜く眼力
【まえがき】 
「工場って、見る人が見れば、イイ工場かマズイ工場かわかるの?」

学生時代の旧友と、とある居酒屋での会話です。
その旧友は、とある会社で不良の発生に悩んでいるとのこと。
文科系出身なので、工場の状態がよく分からないそうです。

「一瞬で分かる」と、私は偉そうに答えたのです。

と、いうのも今までに130工場に訪問した経験があったからです。
その内、20工場ほどで現場改善のサポートを行いました。
半年から2年間ぐらい、毎週、それらの工場に通っていました。
いくつかの工場では、その工場の人よりも上手く、工場案内ができると自負していました。

実際に、はじめての工場でも、踏み入れた瞬間に、その工場を実力が感じることができるのです。
そして、じっくり見ていくと、ここが良い、ここが悪い、と整理が出来てきます。
直感で感じた印象は、ほとんど間違うことはありませんでした。
どうやら、一瞬で過去に見た工場と比較をして、ランキングしているようです。

いろいろなケースで工場に行きますね。
設計や営業部門が、工場を見学に行く場合もあります。
生産委託する際、委託先の工場を視察に行きます。
個人でネットで申し込んで工場見学します。

特に、生産委託する場合は真剣ですね。
しかし、工場見学より、委託先の社長はじめ経営幹部の話しを聞くだけで終わることがないでしょうか?
非常に危険だと思います。
特に、委託先が海外であれば、要注意です。

そのような時に、少しでも役にたてば良いなと思い、まとめてみることにしました。
実際、私もいくつかの切り口で見ているのですが、ボヤっとしていました。
切り口をしっかり理解していれば、いくつかの工場を見ることにより、良い悪いの判断が出来るようになります。

少しでも工場診断の参考になればありがたいです。
工場側の人にはイヤな本になりますが、工場視察に来る人は、こんなところを見ているのだと感じて頂ければ幸いです。
個人の方は、少しでも工場見学に興味が持てるようになれば嬉しいです。

どのようにすれば、工場を見抜けるのか、一緒に考えていきましょう。
 
     
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