あなた一人で、手抜きでできる「元に戻らない現場改善」 |
【7】数字で確認しましょう |
良くなったことを確認すると、さらに「やる気」が出てきますね。
改善前の写真が、ゴチャゴチャしているように見えたら、しめたものです。
かなり、改善の効果が出ています。
もう一歩、良くなったことを、「数字」で確認してみましょう(E002)。
「数字」と聞くと、難しい感じが受けますが、たくさんの数字に接しています。
あなたが使っている日常の数字で、良いのです。
これを、「成果の見える化(F009)」といいます。
まず、分かりやすい数字としては「歩数」があります。
これは、歩数計をつければすぐに分かります。
改善前にも、2~3日、歩数計をつけて測定しておきましょう。
そして、改善を行った今、どうなっているのか調べてみます。
1~2000歩程度は、少なくなっているのではないでしょうか?
1000歩で、0.75kmですので、大きな改善です。
数字で少なくなったことを確認すると、身体も楽になった感覚も強くなります。
そうです! 絶対に楽になっているのです。
次に、分かりやすいのは「時間」です。
今は、簡単にスマホのアプリで時間が正確に測定できます。
毎日、行っている作業を測定してみましょう。
分かりやすい単位の作業を行う1回分の時間だけで、構いません。
例えば完成品1個の生産です。それほど長くはないと思います。
スマホのストップウォッチをスタートしてから、作業をはじめれば測定できます。
ムダな作業がなくなるので、必ず早くなっています。
これは、1回分の短縮ですので、1日の生産分だと大きな時間短縮です。
大きな成果になっているのです。
それ以外にも、工夫すれば確認できる成果があります。
しゃがむ回数、振り返る回数、背伸びをする回数、疲れて肩をたたく回数などです。
あなたが、疲れるところを確認すれば良いのです。
この数字は、報告するものではありません。
あなたの現場改善の成果を確認するためだけなのです。
色々な数字で、あなたの改善を良くなったところを見つけて、さらに改善を進めてください。
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