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「楽々改善ストリート4」 5S活動を事例で進めよう
2018.9.11 <第18号>

メールマガジン「楽々改善ストリート4」第18号をお届けします。

台風21号が関西に大きな被害を出したかと思うと、北海道で大きな地震が発生しました。
被災された皆様、一日も早い復旧をお祈りしています。

私の地元では、昭和36年の第二室戸台風の再来のような激しい風が吹きました。
大きな風が吹く度にガタガタと不気味に家が揺れ、さらに、飛来物の恐怖に震えました。
いつ何が起こるか分からない毎日であることを再認識しました。

そんな時代なので、悩んで進まずにいるのは、とても、もったいないことです。
5Sや改善であれば、お気軽に相談して頂ければ嬉しいです。

楽々改善ストリート4では、ムダを価値に変えるためには、こんな場合どうすれば良いかと考えていきます。
実際に5S改善を実践するために、具体的な事例を通して、あるべき進め方を見つけたいと思います。

次の手順で進めて下されば、嬉しいです。

(1)最初の週に課題を、皆さまにお送りします。
(2)1週間、どうすれば良いか考えてみてください。
(3)次週に、あるべき姿の一例をお送りします。

つまり、2週で完結するようにお送りします。
ここに登場する「おおきにXX」のあるべき姿で進めて欲しいと願っています。

今回は、あるべき姿の一例をお送りします。
あくまでも、一つの考え方ですので、イイとこどりをして活用頂ければありがたいです。

進めていく中での「悩んだこと」はじめ、ご意見・ご提案をお待ちしています。

※HPからご登録頂いた方、名刺やメールを頂きました方に発信させて頂いています。

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18回目:あるべき姿
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◇整頓を行うと現場がシャキッとします(正しい:〇 微妙:△ 良くない:×)

「おおきに商事」での話です。
5S活動として整頓の準備として整列を行いました(〇)。
みんなでものの置き方を決めて(〇)、取りやすく、そして、戻しやすい位置を見つけました(〇)。
位置を示すラベルは、仮止めテープを貼り付け、マジックを用いて手書きで書いています(〇)。
その横に、確認を行う期間を書いておきました(〇)。

確認期間が終わったので、いよいよ、5S活動の仕上げである整頓を行うことにしました(〇)。
整頓とは「定位置・定品・定量を決めること」であることをみんなで確認した上で(〇)、具体的な方法をメンバーみんなでディスカッションしました(〇)。

Aさんは、ものの名前を書いたラベルを作成して(〇)、置いているものの下側に貼り付ければ良い(△)と言いました。

Bさんは、薄いボードを、ものの形にくりぬいて、そこに置けば良い(△)と主張しました。
ボードをくりぬくと、形の違うものは置けないからです(△)。

Cさんは、細いテープを使って、ものの周りを囲むように貼り付け、その中にものを置けば良い(〇)と言いました。
テープの下側に、ものの名前のラベルを作成して貼り付けると誰でも分かります(〇)。

<では、解説です>

5S活動として整頓の準備として整列を行いました(〇)⇒必ず、整列を行って欲しいです。

みんなでものの置き方を決めて(〇)⇒みんなで決めることが重要です。

取りやすく、そして、戻しやすい位置を見つけました(〇)⇒特に、戻しやすい位置を見つけることが大切です。

位置を示すラベルは、仮止めテープを貼り付け、マジックを用いて手書きで書いています(〇)⇒いきなりラベルを作成しても悪くはないです。
 でも、使いやすい位置をが少し違っていた時には、ラベルを貼りかえが必要となり、ラベルを作り直すというムダが発生します。

その横に、確認を行う期間を書いておきました(〇)⇒これが重要です。担当者の名前も書いておくとベストです。

確認期間が終わったので、いよいよ、5S活動の仕上げである整頓を行うことにしました(〇)⇒1~2週間で判断できると思います。

整頓とは「定位置・定品・定量を決めること」であることをみんなで確認した(〇)⇒3つの項目を決めることを確認しましょう。

具体的な方法をメンバーみんなでディスカッションしました(〇)⇒みんなで決めて、みんなで守ることが重要です。

Aさんは、ものの名前を書いたラベルを作成して(〇)⇒ラベルプリンターなどで作成しましょう。

置いているものの下側に貼り付ければ良い(△)⇒だいたいの位置は決まりますが、置く向きや数量が決まらない場合があります。

Bさんは、薄いボードを、ものの形にくりぬいて、そこに置けば良い(△)⇒「姿置き」や「形跡管理」という方法です。

ボードをくりぬくと、形の違うものは置けないからです(△)⇒三定がきっちり決まるのですが、変化対応がやりにくい方法です。
 最初の1回目に、意識付けのために行うのは良いと思います。

Cさんは、細いテープを使って、ものの周りを囲むように貼り付け、その中にものを置けば良い(〇)⇒その通りです。
 最近は、100円ショップでも細いテープが販売されています。

テープの下側に、ものの名前のラベルを作成して貼り付けると誰でも分かります(〇)⇒ちょっと手間ですが、名前のラベルがあると、現場が引き締まります。

※整列でしっかりと使いやすい場所を見つけたら、誰がみても分かるようにラベルなどで表示を行ないましょう。。
これで、5S活動の中の3Sが完成です。現場メンバーがメインで行うのは、この3Sの活動です。
2S(清潔・しつけ)は、事務局や経営者が同時に推進するのが良いです。
2Sは、現場が進めている3Sを継続するための仕掛けを行うことです。
3Sと2Sの両方を、同時にうまく進めることが、5S活動を継続させて秘訣です。
5S活動を継続することができると、必ず、改善レベルに発展していきます。

 
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