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メルマガ で 5S改善を実践しよう!
「楽々改善ストリート2」 「整理」からスタートしましょう
2017.10.31 <第5号>

お疲れさまです。現場改善コーチの来嶋です。
あなたの5S改善は、順調でしょうか?
少しでも改善を進めて、楽に楽しくなって欲しいと願っています。

メールマガジン「楽々改善ストリート2」第5号をお届けします。

前回までで整理を実施し、要らないものを捨てることが出来ました。
整理だけでも、あなたの周りが、かなりスッキリしたと思います。
毎週、少しずつ進めていくと、気が付いたら大きく変わっています!
今週は、整理から清掃に入っていきます。

全10回、つまり10週間で、一通りの5S改善を進めることができるようにします。
毎週、実践すると、2.5か月で5Sの中の「3S」が、実現できるのです。

次の手順で進めてください。

(1)5S改善テキスト「5S改善を楽しむ」を読んで、概要を理解してください。
(2)実践すべき内容を、説明します。1週間で、ゆっくり実践してください。
(3)悩むことが発生したら、下記のメールアドレスにご連絡ください。ヒントをお送りします。

進めていく中での「悩んだこと」はじめ、ご意見・ご提案をお待ちしています。

※HPからご登録頂いた方、名刺やメールを頂きました方に発信させて頂いています。

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5Sテキスト「5S改善を楽しむ」
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<5章>「清掃」とは、いつもピカピカ

【1】初期清掃でピカピカにしましょう

「整理」で要らないものをたくさん捨てたので、あなたの周りがスッキリしました。
すると、汚れやゴミ、ホコリが目立つようになります。
まずは、初期清掃を行うことが重要です。
さらに、点検清掃、保全清掃とレベルを上げていきます。

◆初期清掃を行いましょう
ものが置かれていた下には、汚れがべったりくっついています。
ものが減ると、汚れやゴミが見えやすくなります。
今まで「要らないもの」が、汚れやゴミを隠していたのです。
このままでは、ものの置く位置を決めにくいです。
そのために、整理の後は、清掃を行う方が良いのです。
それでは、あなたの周りをピカピカに「清掃」していきましょう。

要らないものを取り除いた机の引き出しや作業台には、汚れやゴミ、ホコリがたくさんあります。
掃除機やほうきでゴミを取り除き、濡れた雑巾やウエスでしっかり拭き取りましょう。
こびりついた汚れは、ヘラのようなものでキレイに取り除きます。
100円ショップには、掃除用具のコーナーがあります。
雑巾、水拭きシート、ヘラ(スクレーパー)などの掃除用具が色々と販売されています。
とても便利です。

私は、汚れた雑巾を洗うのがキライなので、使い捨ての水拭きシートを使っています。
大きくて厚手のしっかりしたものが販売されています。
ゆっくり、100円ショップをながめてみて、気に入った清掃用具を準備してください。

【2】初期清掃を行うと?

「清掃」により、清潔感があふれ、すがすがしく感じるようになります。
そして、部屋全体が明るくなります。
とても気持ち良くなり、生産性向上は間違いないのです。

◆初期清掃を一所懸命行うと変化します
(1)部屋が明るくなる
(2)気持ちがすがすがしくなる
(3)古いものが新品同様になる
(4)お客様がほめてくれる
(5)さらにきれいにしたくなる

工場がキレイになると、訪れたお客様や業者さんが感心し、褒めてくれることもあるでしょう。
徹底的に工場をキレイにして、工場を「ショールーム」にしている会社もあるくらいです。

【3】大掃除と小掃除をうまく行う

一度でキレイにしようとすると、時間もかかり大変です。
少しずつ場所を決めて、清掃を行うのが楽です。
徐々にキレイになってくると、気持ちが良くなってきます。
どんどん、清掃が進んでいきます。
どのようなところまで掃除をしたら良いのでしょうか?

◆大掃除するところ
(1)蛍光灯のかさの上、棚の上などのでっぱったところのホコリを取る
(2)机、棚、台の下や裏などの見えないところ(キャスターがあると掃除がしやすい)
(3)トイレや水回り
(4)工具箱の中、棚の中の汚れが見えにくいところ
(5)床のこびりついた油や汚れを取る
(6)機械からの油漏れをなくす(まずは、受けて漏らさないようにする)

徹底した大掃除を行うと、あとは日常の短時間の掃除で、キレイが保たれます。
「小掃除」という感じで行いましょう。
理髪師さんが、髪を刈った直後にこまめに掃除をしているイメージです。

◆掃除用具の置き方
モップやほうき、雑巾、バケツなどは、どこに置いていますか?
普通は、掃除用具を入れるロッカーの中に入れています。
しかし、ロッカーの中では外から見えないため、掃除用具が汚くなっていきます。
汚い掃除用具で掃除していては、決してキレイになりません。
外から誰でも見えるように、掃除用具を置くようにします。
ロッカーなら扉を取ってしまいましょう。

その際、うす汚れたほうきや雑巾は、置かないようにしましょう。
置き場所を決め、ほうきなどには番号を付けてください。
一人ひとりの雑巾を、「マイ雑巾(埋蔵金)」と呼んで、雑巾を個人管理している工場を見たことがあります。
私の雑巾が真っ黒だったら、一目でわかるので、カッコ悪いですね。
常にキレイな清掃用具で、清掃を行いましょう。
あなたの周りがピカピカになって、気持ちが良いですね。
毎日、少しの時間でも、清掃を続けることが重要です。
一度、汚れてしまうと、キレイな状態に戻すのは大変です。

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さあ、実践してみよう
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前回までで整理を行い、周りがスッキリしたと思います。
ずっと置かれていたものの下は、ほこりや汚れがひどかったでしょう。
たまらなくなって、すでに、清掃をされたかも知れません。
今週は、あなたの周りを徹底的に初期清掃でキレイにしましょう。

(1)前回、要らないもの捨てた周りをキレイに清掃しましょう。
・清掃を行う前の写真を撮影してください。
・清掃用具を準備してください。雑巾とバケツ、または、水拭きシートを準備してください。
 水拭きシートは100円ショップで手に入ります。厚手のものが丈夫で使いやすいです
・汚れがなくなるまで、キレイに拭きりましょう。

(2)あなたが活動している周りを、もう少し広げて清掃してみましょう。
・机や棚の側面や裏側を清掃しましょう。
 棚は、上にほこりがたまっているので、しっかり取り、水拭きしましょう。
・照明の傘など、ほこりのたまりやすいところを、水拭きしましょう。
・その他、あなたの周りで気が付いたところを、徹底的に清掃しましょう。

(3)清掃でキレイにすることによって、どれくらい良くなったか確認してください。
・清掃を行う前の写真と、現状を比較して、良くなった点を見つけましょう。
・汚れたらすぐに清掃を行う「小清掃」を行えばよいと思うところを決めて、実践してみましょう。
・清掃用具の置き場所を決めましょう。

さあ、ゆっくり実践してみましょう!

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楽々改善舎より
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