現場改善ヒント提案する現場改善コーチです

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メルマガ で 5S改善を実践しよう!
「楽々改善ストリート2」 「整理」からスタートしましょう
2017.10.24 <第4号>

お疲れさまです。現場改善コーチの来嶋です。
あなたの5S改善は、順調でしょうか?
少しでも改善を進めて、楽に楽しくなって欲しいと願っています。

メールマガジン「楽々改善ストリート2」第4号をお届けします。

いよいよ、具体的に5Sの実践活動をスタートしました。
前回は、要るもの、つまり、使うものと、要らないものの区別を行いました。
少しでも、あなたの周りが変化しましたか? たぶん、変化がはじまっていると思います。
毎週、少しずつ進めていくと、気が付いたら大きく変わっています!

全10回、つまり10週間で、一通りの5S改善を進めることができるようにします。
毎週、実践すると、2.5か月で5Sの中の「3S」が、実現できるのです。

次の手順で進めてください。

(1)5S改善テキスト「5S改善を楽しむ」を読んで、概要を理解してください。
(2)実践すべき内容を、説明します。1週間で、ゆっくり実践してください。
(3)悩むことが発生したら、下記のメールアドレスにご連絡ください。ヒントをお送りします。

進めていく中での「悩んだこと」はじめ、ご意見・ご提案をお待ちしています。

※HPからご登録頂いた方、名刺やメールを頂きました方に発信させて頂いています。

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5Sテキスト「5S改善を楽しむ」
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<4章>「整理」で捨てるメリットとは?

【1】捨てると何が起こるのか?

「捨てる」と、どんなメリットがあるのでしょうか?
スペースが空いて、スッキリします。
とても気持ちが良くなります。
会社に大きなスペースができて、新しいビジネスにつながった事例もあるくらいです。

◆捨てることのメリット

(1)スペースがあく
(2)探すムダが少なくなる
(3)紛失が少なくなる
(4)必要なものが手元に置けるようになる
(5)不要なものを買わなくなる

このように、職場や工場の環境が整います。
なぜ、こんなに不要なものがあったのだろうか?と、考えませんでしたか?
全てお金を出して買ったものなのです。
実に、もったいないことです。
次回から購入する際、よく考えるようになります。

【2】分ける眼力・捨てる決断力を養う

捨てるメリットは、もっと大きなものがあります。
思い切って、まとめてドサッと捨てると、スッキリ感が増します。

それは「使う/使わない」を判断し、捨てるという大きな「決断」をしたからなのです。
捨てることにより、「使う/使わない」という「眼力」を身につけられます。
そして、捨てるという「決断力」が飛躍的に向上します。

この「眼力」と「決断力」は、全ての仕事に活きてきます。
整理により、知らず知らずのうちに、あなたは重要な仕事力を養うことが出来るのです。

◆みんなで決めて、みんなで守る
「捨てる基準がないから捨てられない」というお話をよく聞きます。
本当にそうでしょうか?
基準は誰が決めれば良いのでしょうか? 社長ですか? 事務局ですか?
いえ、違います。使う人が決めるのが、最も合理的です。
使う人が一人でない場合は、みんなで決めれば良いのです。
「みんなで決めて、みんなで守る」ことが重要なのです。

一度決めた基準は、守るのがルールですが、どうしても守りにくいこともあります。
その場合は、みんなで相談して、改善を行った上で、基準を変えても構いません。
基準は、どんどん進化すべきものです。

自分で判断しながら捨てていくと、捨てる基準も変わってきます。
最初は、誰が見ても要らないとわかる簡単なものだけだったのが、「もしかしたら使うもの」のように判断が難しいものについても、決めることができるようになります。

必要なものを間違って捨ててしまうことは、ゼロではありません。
しかし、ほとんど見かけたことはありません。
もし、捨ててしまったとしても、ほとんどのものは、すぐに手に入るでしょう。
現在、手に入りにくいものは、少し慎重に判断することが必要です。

【3】整理とは変化そのもの

不要なものを捨てるより、不要なものを買わない方が、大きな効果があります。
購入した時は必要だったことは間違いありません。
しかし、使われないで残っているということは、購入した量が多過ぎたのです。
ひょっとしたら、間違って購入したのかも知れません。
世の中の変化の中で、使わなくなったものもあるでしょう。
使わなくなった時点で、捨てることが重要です。
使わなくなったものを、大切に取っておいても、使うことはほとんどありません。

◆自ら変化を起こす
21世紀になり、世の中は驚くほど早い変化をするようになりました。
個人も会社も、社会に合わせて変化していかなければ、どんどん離れていってしまいます。
さらに、その変化を自ら起こせるようになることが重要です。
整理は、そのトレーニングになります。
つまり、整理とは変化そのものなのです。

ものを一つ捨てると、小さな変化が起こります。
たくさんのものを一気に捨てると、大きな変化が起こるのです。
スペースが空いて、動きやすくなったとか、仕事がしやすくなったと、変化を感じることができると大きなメリットになります。
この変化を起こしたくなる気持ちが改善力になるのです。

ものが少なくなり、作業がしやすくなり、探し物が少なるだけで、生産性向上につながります。
スペースが広くなると、安全性が高まります。
不要なものを決めるために、みんなで話しをすることは、職場のコミュニケーションの向上につながります。
最初は、ものだけだったのが、書類に広がり、パソコンのデータに展開され、業務そのものが要るものなのか考えるようになれば、かなりの効果がだせそうです。
会社の経営にも影響を与えるようになってきます。

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さあ、実践してみよう
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前回は、要るものと要らないものを区別して、要らないものを別の場所に置きました。
そのままにしておくと、ほとんどの場合、元に戻ってしまいます。
今週は、捨て方を理解して、実際に不要なものを捨てることを行います。

(1)前回、要らないものと判断したものを捨ててみましょう。
・壊れて使えないものは、真っ先に捨てましょう。
・修理すれば使えるという考え方もありますが、修理代が高い場合が多いものです。
 手に入らないもの、高額のもの以外の壊れたものは、すぐに捨てましょう。
・捨てる前に総重量を測り、捨てるものを並べて写真を撮影してください。

(2)すぐに捨てられないものは、捨て方を決めてください。
・前回の【3】を参照して捨て方を決めてください。
 1か月以内に使わないもの/3か月以内に使わないもの/半年以内に使わないものに区分します。
・捨て方のルールを決め、捨てるものにルールを書いてください。手書きで構いません。
・実践場所とルール、捨てるものの写真を撮影してください。

(3)整理で捨てることによって、どれくらい良くなったか確認してください。
・捨てる前の写真と、現状を比較して、良くなった点を見つけましょう。
・さらに、不要なものがないかチェックしてください。
・「使う/使わない」という「眼力」と、捨てるという「決断力」が身につけられたか確認してください。

さあ、ゆっくり実践してみましょう!

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楽々改善舎より
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