現場改善ヒント提案する現場改善コーチです

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「楽々改善ストリート」をお届けします
2016.7.26 <第14号> 
お疲れさまです。現場改善コーチの来嶋です。
あなたの改善は、順調でしょうか?
少しでも改善のヒントになって欲しいと願っています。

メールマガジン「楽々改善ストリート」第14号をお届けします。

私事ですが、母の米寿のお祝いをしました。
母から見ると、子供、その孫、そしてひ孫が集まりました。
その連絡もLINEで行ったのですが、孫たちがLINEをグループ化してくれました。
すると、各自で撮った写真をLINEのアルバムにUPし、たちまち写真集ができました。
母は大喜びでした!

ちょっと遅いですが、便利な機能を学びました。

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ちょっとイイはなし(4)
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不良品は付加価値を捨てること

◆不良品とは何か?

久しぶりに学生時代の友人と一杯しました。
何かの話しから、「不良品は付加価値を捨てること」と言うと、その友人がとても共感してくれました。
品質について、少し考えてみたいと思います。

普通、品質の話しと言うと「QC7つ道具」などが出てきて、工程を安定させることが中心になります。
しかし、不良品を管理する訳ですから、少なくなるものの、永久に不良品はなくなりません。
どうすれば、ゼロディフェクト、つまり、不良品を作らないように出来るのでしょうか?

半導体プロセスのような複雑なものづくりの場合は、不良は確率になります。
そのため、不良の発生をコントロールする必要があります。
しかし、組立て、特に、人が組立を行うモノづくりだと、源流からしっかり攻めると不良を減らすことができると考えています。
QC的アプローチだけでなく、IE的アプローチが有効であると言うことです。

まず、不良品とは何でしょうか?
不良品は、材料に組立などの付加価値を付け、最後に検査をして不合格になったものです。
製造原価のほとんどがかかっているものです。

不良品を廃棄することは、製造原価そのもを捨てることになります。
厳密には、作業廃棄物になるので廃棄コストもかかります。
もし、再生するのであれば、再生コスト、再検査コストもかかります。

出荷した後、お客様より不良であると判定された場合は大変です。
不良品の発生したロット全てを再チェックする必要があります。
返品してもらい、良品を出荷する場合もあります。
必ず、不良発生の要因について報告しなければなりません。

このように、不良品とはとてもやっかいなものなのです。

◆何故、不良が発生するのか?

何故、不良が発生するのでしょうか?
ひと言で言うと、4M+環境のバラつきです。

4Mとは、4つの英語の頭文字です。
・Man(人):品質管理に関わる全ての人を意味します
・Machine(機械):工場の機械や設備
・Material(材料):製品の材料や部品
・Method(方法):製品の製造方法や作業の手順など

不良を作らないようにするためには、どうしたら良いのでしょうか?

1.良い材料を使う
良品の材料からしか、良品の製品はできません。
材料の製造会社との信頼関係を構築することが重要です。
出来ない場合は、全数の受入検査が必要になります。

2.良い機械や治具を使う
正しくメンテナンスされた機械や治具しか、良品は作れません。
機械の新旧ではなく、正しく定期的な保全が行われているかということです。
保全を行うためには、技術・技能が必要です。

3.正しい作業方法で生産する
良品を生産できる正しい作業方法が確立されていることです。
まず、正しい設計がされているか?
次に、量産のための作業方法が決められているか?

4.標準作業が決まっているか?
標準作業とは、AさんでもBさんでも、同じ手順で、同じ時間でできることです。
右手を使う、秒速10cmで目視検査する、などと決める必要があります。

5.5Sを行い、キレイな環境である
不要物のある、汚い工場では、良品は作れません

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新 刊 紹 介
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8冊目の本を、7/23に出版しました。
どうぞ、よろしくお願いします。

【タイトル】

誰にも聞けない「在庫削減」 現場改善コーチが伝授します

【商品紹介】

あなたは、「在庫削減」という言葉を会社で、良く聞いていると思います。
在庫は、「罪庫」とか呼ばれ、何だか悪者のようです。
なぜ、在庫が良くないのか、ご存知でしょうか?

ひと言に在庫と言っても、材料、仕掛(しかかり)、製品在庫に分けられます。
しかし、力ずくでだけでは減らすことはできません。

それには、整流化によるリードタイム短縮による在庫削減の推進が効果大なのです。
と、言っても、難しい手法を使うのではなく、一つひとつは普通の現場改善を行うことなのです。
この現場改善を、上手く運用するために有効なのが「楽々改善」です。

どのようにすれば、無理なく「在庫削減」できるのか、一緒に考えていきましょう。

< 目 次 >

1.工場の在庫とは?
【Q1】工場の在庫には、どんなのがありますか?
【Q2】在庫が多いと言うけれど…?
【Q3】何故、在庫は良くないのですか?

2.在庫って、どれくらいあるの?
【Q4】モノの流れが分かりません
【Q5】どのように分析を行うのですか?
【Q6】何故、在庫ができるのですか?

3.必要な在庫とは?
【Q7】製品の納期が分かりません
【Q8】どんな在庫が必要ですか?
【Q9】戦略的な在庫とは?

4.在庫を減らそう
【Q10】在庫を計算できますか?
【Q11】仕掛在庫をどのように減らすのですか?
【Q12】材料が多すぎるようですが?

5.在庫が減るとどうなるのか?
【Q13】在庫が減るメリットとは?
【Q14】もっと少なくするには?
【Q15】定着させるためには?

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8冊の電子ブックを楽天より出版しています。
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◇あなた一人で、手抜きでできる「ムダなし楽々改善」
◇あなた一人で、手抜きでできる「作業を楽にする現場改善」
◇あなた一人で、手抜きでできる「機械でじゃんじゃん生産できる改善」
◇あなた一人で、手抜きでできる「元に戻らない現場改善」
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◇あなた一人で、手抜きでできる「速効の整理清掃改善」
◇誰にも聞けない「セル生産」現場改善コーチが伝授します
◇誰にも聞けない「在庫削減」現場改善コーチが伝授します

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楽々改善舎より
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現場改善に有効なヒントを提供しています。
http://r2k.link/jirei.html
改善案を、増やしていきたいと考えています。
そこで…

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