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◇◇ 5S改善を元気に進める「心に響く言葉」5 ◇◇
第4話:燃えに燃えろ

今はなきジット経営研究所の平野裕之氏の言葉です。
実は、私がはじめて現場改善を学んだ師匠です。

この言葉は、「新IE宣言!」という本に書かれている「管理者九つの条件:九去れ縁」の一つです。
一部分を紹介します。

一、 情熱 燃えに燃えろ
 燃えつきたら静かに去れ!

二、個性 安易に人のマネをするな
 信念ある管理ができなければ去れ!

三、 行動力 まず行動せよ
 ぐずぐず悩んで行動できなければ去れ!

平野氏は、5S活動や現場改善には、情熱が重要であると言われています。
その通りだと感じます。平野氏も力強く実践されていました。
しかも、すぐに熱くなる情熱ではなく、しぶとく成しとげる情熱が重要です。
失敗しても失敗要因の一つが発見できたと考え、前向きに行動する情熱です。

「燃えつきたら静かに去れ」は、今の時代に非常に重要だと感じます。
雇用延長の制度により、会社の中に燃えつきた人が、いかに多いことか…
実は、私も前職では頭打ちになり、定年の3年前に静かに去りました。
後から考えると遅いぐらいでした。少しでも早く、私のポジションを若い人に渡すべきでした。

「新IE宣言!」は1991年に出版された本ですが、この時代に、平野氏はすでにIEの限界を見抜いておられたのも、すごいことです。
私も、IE(インダストリアルエンジニアリング)の考え方が、現在の企業活動に少しでも活用できないか考えながら実践活動をサポートしています。

それから、前号の「青春」は、この本で紹介されているのを思い出しました。
平野氏は「人を企業に置き換えて考えてみると、企業の青春とは何かが分かるはずだ」と述べられていました。
メールマガジン「楽々改善ストリート5」より
 
第3話:青春

無名の作詞家サミュエル・ウルマン(アメリカ)の詩「青春」を紹介します。
在職中の研修で知り、こういう人生を送りたいと思いました。
少し長く難解ですが全文を掲載します。

青春とは人生の或る期間を言うのではなく心の様相を言うのだ
優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、怯懦を却ける勇猛心
安易を振り捨てる冒険心、こう言う様相を青春と言うのだ
年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いがくる
歳月は皮膚のしわを増すが情熱を失う時に精神はしぼむ
苦悶や、狐疑、不安、恐怖、失望、こう言うものこそ恰も長年月の
如く人を老いさせ、精気ある魂をも芥に帰せしめてしまう
年は七十であろうと十六であろうと、その胸中に抱き得るものは何か
曰く「驚異えの愛慕心」空にひらめく星晨、その輝きにも似たる
事物や思想の対する欽迎、事に處する剛毅な挑戦、小児の如く
求めて止まぬ探求心、人生への歓喜と興味。

人は信念と共に若く 疑惑と共に老ゆる
人は自信と共に若く 恐怖と共に老ゆる
希望ある限り若く 失望と共に老い朽ちる

大地より、神より、人より、美と喜悦、勇気と壮大そして
偉力と霊感を受ける限り、人の若さは失われない
これらの霊感が絶え、悲歎の白雪が人の心の奥までも蔽い
つくし、皮肉の厚氷がこれを固くとざすに至ればこの時にこそ
人は全くに老いて神の憐れみを乞う他はなくなる

原作 サミュエル・ウルマン  訳詞 岡田義夫

青春とは単に年齢が若いことをいうのではなく、心の持ち方であるといわれています。
私も、その通りだと思います。
何事も信念がないと実現しないものです。
ずっと思い続けていると、いつか、必ず実現できるものです。

5S改善でも、全く同じです。
経験がないからできない、とか、知識がないからうまくいかないとこぼす人がいます。
本当にそうでしょうか?
5Sや改善には、ノウハウがありますが、全て先人が考えたものです。
時間はかかっても、自分で考えれば、必ず、答えが見つかるのです。
何をしたいのか、理想の状態はどんな姿のかをしっかりイメージして、考え行動すると、必ず実現します。
信じて実践してください。
メールマガジン「楽々改善ストリート5」より
 
第2話:ものをつくるまえに人をつくる

今回も、パナソニック創業者の松下幸之助翁の言葉です。
人の育て方、活かし方について、これほど、明快な言葉はないと思います。

「松下電器は何をつくるところかと尋ねられたら、松下電器は人をつくるところです。あわせて電気器具もつくっております。こうお答えしなさい」
と、まだ創業間もないころから、ことあるごとに、従業員に話しをされたそうです。
まだ、松下電器(現在のパナソニック)が中小企業、いえ、ベンチャー企業だった頃からのようです。

「事業は人なりという。人間として成長しない人をもつ事業は成功するものではない。事業にはまず人材の育成が肝要だ」
松下幸之助翁は、常々そんなことを考えていたそうです。
つまり、資本や技術、設備がいくら充実していても、人材が育っていなければ、事業は成り立つものではないということなのです。

その思いを実現するために、創業からそれほど経過していない時期に、店員養成所、そして、工員養成所を開設しています。
その後、それらの養成所は、松下電器工学院や商学院に発展しています。
今でも商学院は継続され、工学院は大規模な研修センターに展開されています。

松下幸之助翁が考える人材の育成とは、たんに技術力のある社員、営業力のある社員を育成すればよいというものではなく、自分が携わっている仕事の意義、社会に貢献するという会社の使命をよく自覚し、自主性と責任感旺盛な人材を育成すること、いわば産業人、社会人としての自覚をもった人間を育てることが、松下幸之助翁が目指した真の意味での人材育成であったそうです。

私も、長らく人材育成に携わっているので、この言葉は心に染み入ります。
5S活動や現場改善という管理技術を活用できる人材を、少しでも増やしたいと考えています。

急激に業務が忙しくなることがあります。
反対に、景気が悪化することもあります。
そんな時に人材育成にブレーキをかけると、数年後に大きなしっぺ返しが来ることを、再認識することが最重要なのです。
メールマガジン「楽々改善ストリート5」より
 
第1話:雨が降れば傘をさす

パナソニック創業者の松下幸之助翁の言葉です。
誰でも、雨が降れば傘をさします。誰も疑わない、極めて普通の状態を指します。

丁稚奉公から身を起こし、一代で天下のパナソニックを築いた松下幸之助翁は「当たり前のことを当たり前にコツコツする」というのが信条だったそうです。

「雨」とは「不慮の悪い出来事」、「降ったら」とは「実際に起ったら」、「傘をさす」とは、「対策を行なう」と読むと分かりやすいと思います。

降れば傘をさすような、こうしたごく当たり前のことを着実に実践していくところに発展の秘訣があるのです。
会社経営はじめ、5S活動や現場改善でも同じだと思います。

でも、この普通のことができていないことが多くあるのです。
例えば、使いたいものを出したいのに、見つからない。
ある作業をするために、遠くまで歩いて工具や部品を取りに行く。
これらのムダが放置したために経営が傾いているのに、何も対策を行わない…

こんなことがないでしょうか?
周りを見渡せば、必ず見つかるでしょう。
どうして、そんな状態が発生するのでしょうか?
それな、慣れや熟練がムダを見えないようにしているのです。

さらに、悪い出来事(雨)が予想される時には、あらかじめ対策(傘)を用意することが重要です。
予想するためには、過去の失敗経験が役に立つと思います。
失敗しても、くよくよするのはムダです。
どんどん新たなチャレンジを行い、大きな成果をつかんで欲しいのです。

しっかりと現状の課題を見つけ、それを課題にまで分析し、適切な早い改善が必要なのです。
一度、周りを見渡して、雨が降っていれば傘をさしてみてください。

ただ、海外のサポートをするようになって、この言葉は海外で通用しないことが分かりました。
シンガポールでの体験です。
ポツリポツリと雨が降り出すと、歩いていた人は、一瞬で屋根のあるところに避難します。
その瞬間、バケツをひっくり返したような雨が降り出しました。
そして、ものの20分で青空になり、人々は何もなかったように歩きだしました。
シンガポールでは誰も、傘を持っていませんでした。
シンガポールで、この話しをしても、全く理解してもらえないでしょう。
メールマガジン「楽々改善ストリート5」より
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