現場改善ヒント提案する現場改善コーチです

あなた一人で手抜きでできる楽々改善。楽に楽しく現場改善しましょう! 楽々改善舎
◇◇ 5S改善を元気に進める「心に響く言葉」5 ◇◇
第2話:ものをつくるまえに人をつくる

今回も、パナソニック創業者の松下幸之助翁の言葉です。
人の育て方、活かし方について、これほど、明快な言葉はないと思います。

「松下電器は何をつくるところかと尋ねられたら、松下電器は人をつくるところです。あわせて電気器具もつくっております。こうお答えしなさい」
と、まだ創業間もないころから、ことあるごとに、従業員に話しをされたそうです。
まだ、松下電器(現在のパナソニック)が中小企業、いえ、ベンチャー企業だった頃からのようです。

「事業は人なりという。人間として成長しない人をもつ事業は成功するものではない。事業にはまず人材の育成が肝要だ」
松下幸之助翁は、常々そんなことを考えていたそうです。
つまり、資本や技術、設備がいくら充実していても、人材が育っていなければ、事業は成り立つものではないということなのです。

その思いを実現するために、創業からそれほど経過していない時期に、店員養成所、そして、工員養成所を開設しています。
その後、それらの養成所は、松下電器工学院や商学院に発展しています。
今でも商学院は継続され、工学院は大規模な研修センターに展開されています。

松下幸之助翁が考える人材の育成とは、たんに技術力のある社員、営業力のある社員を育成すればよいというものではなく、自分が携わっている仕事の意義、社会に貢献するという会社の使命をよく自覚し、自主性と責任感旺盛な人材を育成すること、いわば産業人、社会人としての自覚をもった人間を育てることが、松下幸之助翁が目指した真の意味での人材育成であったそうです。

私も、長らく人材育成に携わっているので、この言葉は心に染み入ります。
5S活動や現場改善という管理技術を活用できる人材を、少しでも増やしたいと考えています。

急激に業務が忙しくなることがあります。
反対に、景気が悪化することもあります。
そんな時に人材育成にブレーキをかけると、数年後に大きなしっぺ返しが来ることを、再認識することが最重要なのです。
メールマガジン「楽々改善ストリート5」より
   
第1話:雨が降れば傘をさす

パナソニック創業者の松下幸之助翁の言葉です。
誰でも、雨が降れば傘をさします。誰も疑わない、極めて普通の状態を指します。

丁稚奉公から身を起こし、一代で天下のパナソニックを築いた松下幸之助翁は「当たり前のことを当たり前にコツコツする」というのが信条だったそうです。

「雨」とは「不慮の悪い出来事」、「降ったら」とは「実際に起ったら」、「傘をさす」とは、「対策を行なう」と読むと分かりやすいと思います。

降れば傘をさすような、こうしたごく当たり前のことを着実に実践していくところに発展の秘訣があるのです。
会社経営はじめ、5S活動や現場改善でも同じだと思います。

でも、この普通のことができていないことが多くあるのです。
例えば、使いたいものを出したいのに、見つからない。
ある作業をするために、遠くまで歩いて工具や部品を取りに行く。
これらのムダが放置したために経営が傾いているのに、何も対策を行わない…

こんなことがないでしょうか?
周りを見渡せば、必ず見つかるでしょう。
どうして、そんな状態が発生するのでしょうか?
それな、慣れや熟練がムダを見えないようにしているのです。

さらに、悪い出来事(雨)が予想される時には、あらかじめ対策(傘)を用意することが重要です。
予想するためには、過去の失敗経験が役に立つと思います。
失敗しても、くよくよするのはムダです。
どんどん新たなチャレンジを行い、大きな成果をつかんで欲しいのです。

しっかりと現状の課題を見つけ、それを課題にまで分析し、適切な早い改善が必要なのです。
一度、周りを見渡して、雨が降っていれば傘をさしてみてください。

ただ、海外のサポートをするようになって、この言葉は海外で通用しないことが分かりました。
シンガポールでの体験です。
ポツリポツリと雨が降り出すと、歩いていた人は、一瞬で屋根のあるところに避難します。
その瞬間、バケツをひっくり返したような雨が降り出しました。
そして、ものの20分で青空になり、人々は何もなかったように歩きだしました。
シンガポールでは誰も、傘を持っていませんでした。
シンガポールで、この話しをしても、全く理解してもらえないでしょう。
メールマガジン「楽々改善ストリート5」より
   
     
前ページへ 次ページへ
copyright (c) 楽々改善舎