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一瞬で分かる「工場を見抜く眼力
【4】工場を見る切り口が重要です 
在職中、現場改善の研修の中で、この通り診断の練習を行っていました。
30分程度、範囲を決めて現場を通り診断してみます。
最初は、少ししかメモできないのです。

それは、漠然と現場を見ているからなのです。
次に、現場を見る「切り口」には、どんなものがあるかディスカッションします。
どんな切り口があるでしょうか?

まず、「経営の3M」というのがあります。
人 設備 資金(Money)の3つです。
まだ少し、漠然としています。

もう少し具体化させると、「仕事の4M」になります。
人、設備、材料、方法の4つの頭文字を取ったものです。
これは、とても分かりやすいです。

また、現場の「問題意識」として、PQCDSMがあります。
P(生産性)+QCDです。これは、おなじみですね。
あとの2つは、S(安全)+M(士気)です。
これも、分かりやすいです。

他に、5S(3S)や見える化があります。
一部ダブっているところがありますので、整理をして次のような切り口を使っています。

「3S+4M+SMQ+見える化」

ここで、Sは安全、Mは士気・モラール(やる気)、Qは品質です。
この項目を表にして、良い点と改善点をメモしていきます。
改善点は、問題点のことですが、問題と言うと響きが良くないので、改善点と呼ぶことにしています。

もう一度、同じ現場で通り診断を行うと、驚くほどたくさんの項目にメモが書かれるようになります。
やはり、通り診断を行う時には、「切り口」が重要なのです。

次に、この切り口について解説していきます。
 
     
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