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誰にも聞けない「セル生産」 現場改善コーチが伝授します
【まえがき】 
あなたは、「セル生産」という生産方式を聞いたことがありますか?
組立工程にいらっしゃる方だと、聞いたことがあるのでは?

バブル崩壊後の1990年代に、日本で急速に進化した生産方式です。
私は、日本が生んだ素晴らしい生産方式の一つだと思います。
でも、現在では多くの工場で廃止されています。
どうしてなのでしょうか?
今となっては、誰にも聞けない生産方式のように感じます。
この「セル生産方式」について、まとめていきます。

Wikipediaの「セル生産方式」より引用します。

セル生産方式(せるせいさんほうしき)とは、製造における生産方式である。
1人、または少数の作業者チームで製品の組み立て工程を完成(または検査)まで行う。
ライン生産方式などの従来の生産方式と比較して、作業者一人が受け持つ範囲が広いのが特徴。

作業者または作業者チームの周囲に組付工具や部品、作業台が「コ」の字型に囲む様子を細胞に見立て、セル生産方式と呼ばれている。
特に、1人の作業者で製品を完成させる方式を、作業台を屋台に見立てて「1人屋台生産方式」とも呼ばれる。

セル生産方式は日本で提唱された生産方式で、日系企業を中心に海外へも普及している。
セル生産方式の命名は、元ソニー(株)生産革新センター所長 金辰吉氏、正式には「ワークセル」生産方式。

特徴としては、
1.多品種少量生産に適している
2.在庫圧縮
3.生産ボリュームの変動への適応力が高い
4.作業者の責任感、士気の向上
などが挙げられる。

どうして、日本ではなくなってしまったのでしょうか?
私は、今こそ上手く活用できる生産方式であると感じています。

一緒に、「セル生産方式」について、考えていきましょう。
 
     
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