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「ムダ」を楽と楽しさに変える楽々改善
【14】ムダを見つけましょう 
ムダの正体がわかってきました。
では、どのようにムダを見つければいいのでしょうか?
毎日の生活や仕事の中では、ムダを感じることは少ないでしょう。

しかし、実際にはムダがたくさんあるのです。
まずは、工場のムダを中心に考えてみましょう。
ムダを見つけるためには、自分を第三者的に見ることが重要です。
あなたが評論家になりきって、自分を見つけてみるのです。

まずは、「手待ち」はムダの中でも、最も良くないムダです。
しかし、手待ちのムダは、実際には身体は楽なのです。
楽なら良いのではと思いますが、何もしていないのでダメです。
時間がムダなのです。やりがいもありません。

でも、なかなか手待ちを認識できないのです。
どのように、ムダを見つければ良いのでしょうか?
まず、あなたの仕事を動画に撮ってみるのです。
デジカメやスマホで簡単に撮れるので、ちょっと大きいSDカードを入れて撮ってみましょう。
全体が映る位置に置いて、スタートすればOKです。

見るのは、ちょっと照れくさいですが、じっくり見てみましょう。
すると、何もしていない手待ちの状態が見えます。
何もしていない自分を見るのは辛いものがあります。
早く動いてと、心がさけんでしまうでしょう。

「歩行」のムダも、動画でよくわかります。
画面から、自分が消えてしまいます。何かを探している場合もあります。
「どこへ行ってしまったのだ…」「早く戻って!」と思うでしょう。

もう少し細かく「手の動きのムダ」も撮影してみましょう。
デジカメを近づけて、作業の様子を撮影すれば良いのです。
「どうして、そんなに遠くから取っているの?」「どうして持ち替えるの?」など不可解な作業が見つかります。

一方、家の中にも、ムダなものがたくさんあります。
普通は、「要るか要らないか」という判断をして、ほとんど要るものと決めてしまいます。
でも、要るというのは、「いつか要るのでは?」ということが多いのです。

「今、使うか使わないか」という判断で決めるのが良いです。
「今」ということも、「今週」や「今月」とか、あなたが決めれてください。
そうすると、判断基準が明確になります。
本当に置いておかなければならないものが、はっきりします。
使わないものを処分すれば、びっくりする位、スッキリするでしょう。

偉い評論家の先生になったつもりで、自分の行動を客観的に見ると、たくさんのムダが見つかります。
 
     
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