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「ムダ」を楽と楽しさに変える楽々改善
【12】ムダと遊び 
「遊び」という言葉があります。
ネットで調べると、「機械の連結部分がぴったりと付かないで少しゆとりがあること」とあります。
「ハンドルの遊び」などと使います。

遊びはムダと似ているような感じがします。
遊びとは、ひとことで言うと「ガタ」のことです。
「ハンドルの遊び」とは、ハンドルのガタのことです。
ハンドルを回しても、動かない部分になります。

この遊びがない方が、良い感じもします。
もちろん、遊び少ないほうが安全に運転出来ます。
コントロールしやすいためです。

しかし、タイヤから入ってきた力がそのままハンドルにくるので、とても疲れるそうです。
疲れると注意力が散漫になり安全な運転ができなくなるのです。
そのために、わざと適切な遊びを作ってあるのです。

ムダも同じだと思います。
わざと作った訳ではありませんが、適切な量のムダは必要なのです。
そのため、全てのムダを価値に変えてしまうのは、得策ではありません。
少し状況が変わっただけで、混乱を生じやすくなってしまうのです。

どのくらいが適切な量であるか判断が難しいのですが、ガチガチではだめなのです。
でも、心配は不要です。
全てのムダをなくすことは、まず、出来ないからです。
ムダを価値に変えても、その価値の中に新たなムダが発生するのです。

よくムダは「もったいない」と考えますが、この「もったいない」は「ムダ」の大敵です。
適切な量のムダを残しながら、ムダを価値に変えていきたいものです。
もったいないと思って、使わないものを残す方が、ムダなのです。

人生にも、適切の遊びが重要なのです。
もったいないからと言って、不要なものを捨てなければ、どんどん身体が重くなって動きにくくなります。
適切な遊びを残しながら、ムダを価値に変えていきましょう。
 
     
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