現場改善ヒント提案する現場改善コーチです

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「ムダ」を楽と楽しさに変える楽々改善
【3】ムダって、どのくらいあるだろう? 
あなたの周りを見わたしてみましょう。
どんなムダがありますか?

私の部屋には、使わないモノのムダがあります。
読まないムダな本や雑誌もあります。
ムダなカタログや資料もあります。
着なくなった、ムダな服もあります。

台所を見ると、ムダな食べ物の在庫があります。
これは、家内に言うとケンカになりそうですが、安いからまとめて買った過剰在庫なのです。
全く使わないムダな食器があります。
人からもらったムダなカレンダーがあります。

少し見ただけでも、ムダなモノがたくさんあります。
もらったものは良いとしても、ほとんどがお金を払って買ったものです。
買った時は、必要なので買ったでしょう。
在庫できる内は、まだ良いのですが、消費期限が切れたら捨てることになります。
そのお金があれば、他のものが買えたのです。

工場でのムダを考えてみましょう。
家と同じように、ムダなものがありますね。
かなり昔の材料や製品、使わない機械や工具などがありませんか?
なかなか、捨てられないものです。

事務所に行くと、書類の山がありませんか?
ファイルに入っているものは、まだ良いですが、ダンボールに入れたままになっているのもあります。
机の上に書類の山があるのは最悪です。
書類が邪魔になり、仕事がやりにくくなります。

このように見えるムダは分かりやすいですが、見えにくいムダもあります。
まず、手待ちのムダ、歩行のムダ、探しのムダです。
作業のムダもあります。
材料や工具を取るのに、しゃがんだり立ち上がったりしていませんか?
これらは、慣れると見えにくくなるので、ちょっとやっかいです。

事務所にはパソコンがたくさんあります。
ほとんどのパソコンに、マウスがついています。
マウスは便利なのですが、文書作成などの場合には、どうしてもムダが発生します。
わざわざマウスを持って、カーソルを移動して、クリックするからです。
キーを押せば一瞬でできることも、マウスで時間をかけて行うことがあるのです。

工場にもパソコンがあります。
工場ではパソコンにデータを入力することが多いと思います。
パソコンを操作するために、座ったり立ち上がったりムダが発生しています。

このように、あなたの周りには、たくさんのムダがあるのです。
ただ、慣れにより見えていないだけなのです。
 
     
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