あなた一人で、手抜きでできる「元に戻らない現場改善」 |
【11】プロジェクトで推進されている時は? |
もう少し、現場改善の進む様子を考えてみましょう。
経営TOPは、プロジェクトで進めようとします。
まず、プロジェクト・リーダーを任命します。
ライン単位や製品単位で、いくつかのプロジェクト・チームを作り、推進リーダーに推進を任せます。
是非、あなたもプロジェクトに参加して欲しいのです。
出来ることなら、プロジェクト・チームの「推進リーダー」に立候補しましょう。
ちょっと、リーダーは無理…と思っても、改善担当になりましょう。
あなたの現場改善にメリットがあるからです。
推進リーダーになれば、あなたが思っていることを実現しやすくなります。
だいたい、現場の皆さんはプロジェクトには無関心だと思います。
「8:2の法則」というのがあり、8割の人は無関心だそうです。
その8割の中には、あなたの先輩もいるでしょう。
普段であれば、あなたから言い出せなかった改善案を言えるチャンスになります。
特に職人かたぎの先輩には、言いにくいものです。
いつもなら、先輩はこんなことを言うと思います。
「そんなことは、昔やって失敗した」
「そんなことは、我々のやることではない」
「話しは分かるが、そんなことはできない」
しかし、みんながやりたがらないプロジェクトを、あなたがやってくれるので、好意的になります。
あまり何も言わず、手伝ってくれるでしょう。
先輩は昔のことを言いますが、昔とは状況が違っています。
昔は失敗したことでも、現代のインフラを活用すれば、うまくいくことが多くあります。
自信を持って、あなたが良いと思う改善案を進めていくべきです。
現場改善プロジェクトが発足したら、是非、推進リーダーに手を上げましょう。
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