あなた一人で、手抜きでできる「元に戻らない現場改善」 |
【1】現場改善が進むと… |
現場改善が進むのは、気持ちが良いです。
どんどん現場が変わっていきます。
毎月1回、訪問していた工場がありましたが、どんどん変えてくれ毎月の訪問が楽しみでした。
現場改善で、もっとも重要なのは「継続」なのです。
継続して進めていると、ゆっくりでも変化していきます。
改善のアイデアは、つきることがないのです。
でも、改善が沈滞してしまう姿も、多く見てきました。
改善が停まってしまうのは、とても怖いことです。
たいていは、工場の責任者の交代や方針の変更によるものです。
改善を行ってきた良い状態のままで、生産を続けている工場が半数ぐらいです。
それからは、良くも悪くもならない状態なのです。
いつ行っても同じ状態で、もう少し続ければ良いのに…と思いました。
最悪なのは、改善前に戻ることです。
お金をかけて改善を行ったのに、さらにお金をかけて、元に戻してしまった工場もあったのです。
非常に残念なことです。ほとんどが、TOP方針によるものです。
改善を行ってきたメンバーには、かなり辛いものであったと思います。
現場改善は、継続することが一番重要なのです。
プロジェクトとして大々的に行うのも良いのですが、プロジェクトでなくても良いのです。
現場の人が、現場のために、進めていくことが、最も重要なのです。
主にプロジェクトとして進めて欲しいのは、機械やレイアウトの「改良」です。
「改良」とは、お金をかけて行うことです。
工場が儲けたお金を、現場のために使って欲しいのです。
「改善」はお金をかけず、知恵を出して行うことです。
現場改善は知恵は出すが、お金をあまり使わないのがベストです。
現場の皆さんが知恵を出し合い、自分の手で行って欲しいのです。
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