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1人で学ぶ
あなた一人で、手抜きでできる「機械でじゃんじゃん生産できる改善」
【15】どれだけ良くなっているか? 
ここまで改善を進めてくださって、ありがとうございました。
改善を進めると、気になるのは、どれだけ良くなっているか?と、いうことですね。

ある製造課長さんとお話ししていた時のことです。
「例年、この季節だと生産遅れが出るのだが、今年は大丈夫みたい」
半年ぐらい改善を行っていたのですが、長年の感覚として効果を実感されていると感じました。

でも、成果は見える方が良いですね。
「成果の見える化」を行いましょう。

現場改善の成果として、どんな効果があるでしょうか?
まず「機械でじゃんじゃん生産する改善」を行ったのですから、じゃんじゃんできたでしょうか?
先ほどの製造課長さんの発言も、じゃんじゃん生産できた結果です。

毎日の生産数を見ると、すぐにわかりますね。
機械の場合、稼働率という指標がありますが、やはり生産数の方がわかりやすいです。
もちろん、生産する品種構成によって生産数は変動しますが、現場の皆さんなら機械の調子の良さは分かりますね。

前向きな数字ではありませんが、機械の停止時間で判断しても良いと思います。
ただし、機械の停止回数は、あまりよくありません。
停止回数を削減する活動を行っていないからです。

もう一つ、私の提唱している「ムダなし楽々改善」での評価基準があります。
評価基準は「楽になったか?」と「楽しいか?」です。

「楽になったか?」… あなたが仕事を終えて帰る時の、身体の状態で判断します。
特に機械を使うあなたは、イライラやストレスを感じることが多いと思います。
イライラを感じることが減りましたか?

「楽しいか?」… あなたが一日、会社で笑う回数です。
ニコッとする回数。
改善案を自分で考え、実施してみて、上手くいくと人は嬉しくなるものです。
この回数が増えていたら改善の成果です。
笑いの中にエネルギーがあるのです。

改善には失敗がありません。上手くいかないだけです。
上手くいかなければ元に戻し、さらに良い改善案を考えれば良いのです。
色々と考え苦労して、上手くいった改善は、実にすがすがしいものです。
必ず上手くいく方法があります。

どんどん改善案を考え、実施してみて、じゃんじゃん生産してください。
 
     
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