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あなた一人で、手抜きでできる「機械でじゃんじゃん生産できる改善」
【8】機械の清掃は楽にできますか? 
工場に行くと、とても古いのに、ピカピカな機械があります。
そういう機械は、キチンと動いています。
「もう半世紀も動いています!」という説明を聞くと、本当に感動します。

しかし、新しい機械なのに、どうしてこんなに汚いの…という機械もあります。
思わず「機械がかわいそう」と、思ってしまいます。

機械はメンテナンスも重要ですが、それ以上に、機械の清掃が大事です。
あなたの機械は、掃除箇所がちゃんと決まっていますか?
毎日/毎週/毎月、ちゃんと掃除を行っていますか?

では、清掃しようとしますが、ちょっと注意が必要です。
機械をむやみに清掃すると、正常に動かなくなるのです。
最近は、精密なセンサーが多く使われているので、少しズレても動かなくなることがあります。
汚れをためておいて、一気に掃除をするのは得策ではありません。
一気に清掃を行うと、センサーがずれる、配線がはずれるなど発生して、正常に動かなくなります。

毎日行う清掃、毎週行う清掃、そして、1か月に1回行う清掃と決めてことが重要です(D007)。
毎日、清掃を行えば、10分もかからないと思います。
特に汚れは、汚れた時に、すぐに行えば、すぐにキレイになります。
しかし、そのままにしておくと、なかなか取れなくなります。

ワークの破片などのゴミを、そのままにしている機械を見かけます。
銅線を使う機械はカバーを空けると、銅線くずだらけになっている機械もあります。
これは、恐怖ですね!
このゴミたちが、どんな悪さをするか分かりません。
センサーの中に入り込んだり、ショートしたり、本当に恐怖です。
すぐに取り除かなければいけません。

まずは、清掃箇所を決めることが重要です。
掃除の際には、センサーや配線には、十分に気をつけて下さい。

次に、ゴミの発生源を見つけて、出ないようにすべきです。
発生源の特定には、生産技術メンバーにも、参加してもらいましょう。

ゴミが出なくなれば、掃除も必要なくなります。楽になります!
 
     
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