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あなた一人で、手抜きでできる「機械でじゃんじゃん生産できる改善」
【4】材料は近くにありますか? 
機械には、材料を投入します。そして、完成品ができます。
ある程度の量の材料や完成品が、機械の中に置けるように設計されています。

機械が動き出すと、材料がなくなります。
そして、完成品でいっぱいになります。
完成品で満杯になった時、どうなりますか?

良く考えて設計された機械であれば、運転しながら安全に投入・取り出しができます(D002)
しかし、たいていの機械は、一時的に停止して行います。
その場合の手順は、しっかり決まっていますか?

良く見かけるは、材料切れで機械が停止してから、おもむろに材料を取りに行っているのです。
また、完成品が満杯になって機械が停止してから、完成品を取り出してします。
最悪のケースでは、機械を停めたまま、完成品を遠くの棚に置きに行っているのです。
とても、もったいないですね。

材料補充や完成品取り出しは、日常的に発生するものです。
しかも、発生する時間も量も、ある程度、予測できます。
あらかじめ材料は準備しておき、材料がなくなったら、すぐに補充すべきです。
完成品を取り出したら、一時的に近くに置いて、すぐに機械を動かすべきです。

まず、材料について考えてみましょう。
材料を置くスペースを、機械の近くに設置する必要があります。
機械に置くスペースがなければ、キャスター付きの作業台を準備して、使う時だけ機械の近くに持ってきます。
大きな作業台は不要です。必要な材料がのる最小の台にすべきです。

そうすると、材料補充で、機械を停める時間が最短になります。
一日に何回も発生するので、効果も大きくなります。

さらに、機械を動かしながら、安全に材料の補充ができるようになれば、機械は全く停まらなくなります。
この場合は、カバーやセンサーを用いて、安全性を確保する必要があります。
生産技術の応援をもらってください。

「材料補充での機械停止はゼロ」を目標に、改善を行ってください。
 
     
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