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1人で学ぶ
あなた一人で、手抜きでできる「機械でじゃんじゃん生産できる改善」
【2】機械を停めないために 
機械で生産している工場は、機械にじゃんじゃん動いてもらう必要があります。
そのために、専門的な機械の知識や設備保全が必要なのは言うまでもありません。
機械が故障ばかりでは、生産できません。
そのため、どうしても設備保全などのテクニックに走りがちです。

しかし、それだけでしょうか?
人が機械を停めていませんか?

例えば、「ちょこ停」について考えてみましょう。
「ちょこ停」は、「ちょこっと停止」の略で、すぐに復帰できる停止のことです。
ワークが詰まったとか、安全検出のセンサーが働いた場合など
ワークの詰まりをなくしたり、安全確認すれば、すぐに運転を再開できます。
停止を発見できれば、1分もたたないうちに運転できるのです。

しかし、この「ちょこ停」で、10分以上も停止している場合を見かけます。
工場を回っていると、「早く停止に気づいて!」と、祈る気持ちになります。
停止を見つけるという簡単なことなのですが、早く見つけるためには工夫が必要です。

他にも少しの工夫で、機械を停める時間を短縮できる場合が多くあります。

・工具を使うために、機械を停めている ⇒ 工具の手元化
 
・材料の補充や交換、完成品の取り出しを行うために、機械を停めている ⇒ 材料や製品を近くに置く

・帳票を書くために、機械を停めている ⇒ 記入台の手元化、本当に必要か?

・品種切替のため、機械を停めている ⇒ 外段取り化、内段取りの短縮

これから、一つずつ具体的に考えていきましょう。
機械に気持ちよく生産してもらうために、知恵を出したいものです。

その知恵をあなたが一つひとつ実現すれば、確実に生産を増やすことができます。
さらに、作業も楽になります。

さあ、「機械でじゃんじゃん生産できる改善」をスタートしましょう!
 
     
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