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あなた一人で、手抜きでできる「ムダなし楽々改善
【15】 作業のムダをなくしましょう
いくつかのムダがあることがわかりましたが、簡単になくすことのできるムダから考えてみます。

まずは、「手の動きのムダ」
組立て作業、機械の操作、設計で図面を描く、ホッチキスを止めるなど、様々な手作業があります。

こういった作業・・・ 手を伸ばしたりして作業を行っていませんか?
材料や工具を取る、ペンやホッチキスを取る動作の中で腕が伸びきっていませんか?
人間の手は、個人差はあるものの、前後には30cmしか動きません。
30cmより遠いところにあるものを取ろうとすると、身体が動きます。
出来る限り、手を伸ばせば届く範囲によく使うものを置きましょう。
身体をねじらないで作業ができるように、右手で取るものは右側に置きましょう。

次に、材料などが床に置かれているものを、しゃがんで取る場合がありませんか?
取るたびに、しゃがんだり、立ち上がったりしなければなりません。
手を伸ばせば届くところまで材料などの位置を上げましょう(B013)
腰が楽になります。

材料、ペンやホッチキスを取った時に、落とすことがありませんか?
落とすと、もう一度、位置を確かめてから、作業を行わなければいけません。
2倍以上の時間がかかります。
ものを落とすのは、取りにくいからなのです。
容器を少し手前に傾けると格段に取りやすくなります。

例えば、ドライバーを机の上に平置きすると、ころがって取りにくいです。
ドライバーを取った後、柄の部分に持ち替える必要があります。机の上に置く時も、持ち替えが必要です。
しかし、ドライバーの先端を保持するペン立てに差すようにする(C001)と、柄の部分を持ったまま、取ったり戻したりできるようになります。
ちょっとした工夫で、落とさず転がずに、スムーズに早く作業ができるようになります。
ストレスもなくなります。

いつも作業している状態の自分の手の動きが映るように、スマホやデジカメで撮影してみましょう。
2~3回ぐらいを撮影してみてください。
いつもは気が付かない、やりにくい作業やムダを発見することができます。
見つけたら材料や工具の場所を少し移動するだけなので、すぐにやってみてください。
ダメなら、元に戻せば良いのです。

ムダを見つけるコツとして、変える前と後の時間を計っておきます。
スマホのストップウォッチ・アプリで、簡単に測定できます!!
 
     
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